エイシンパワフル　A Shin Powerful　　牡　３歳　　※地方競馬　在籍

父エイシンフラッシュは第77代の日本ダービー馬。5歳時にフェノーメノやルーラーシップを抑えて天皇賞・秋を制しG1を2勝。Kingmambo系種牡馬として初年度からコスモイグナーツがOP勝ちを果たすと、エイムアンドエンドが共同通信杯で3着。地方ではライトストーリーが佐賀の重賞競走を制しました。また、現3歳世代から万両賞をレコードタイムで逃げ切ったカリオストロ（フィリーズレビュー4着）やココロノトウダイ（共同通信杯5着）、笠松の重賞を制したガミラスジャクソン（ゴールドジュニア）などニューフェイスの台頭も心強く、晩成傾向の産駒も見受けられますので、これからさらに実績を積み上げ、真価を発揮してくれるものと思われます。

一方、母系は種牡馬Double Form（アベイドロンシャン賞、キングズスタンドS）を産んだFanghornに遡る、ヨーロッパを中心として繁栄を続けるファミリー。Eva Luna（フィーニクスS）やCuis Ghaire（英1000ギニー2着）、Gile Na Greine（コロネイションS2着）、Scintillula（モイグレアスタッドS2着）らもこの一族の出身で、近親には愛重賞3着のSandieが存在。母ハートフォーカスは愛重賞・バランシーヌSで2着と好走しました。

本馬は2020年1月の京都芝1600ｍでデビュー。いい先行力を見せたもののラストは脚色が鈍り14着でゴール。2戦目はダートの短距離戦にシフトするもブービー負けを喫したため、早めに見切りをつけ園田の現厩舎へ移籍します。初戦で披露したスピードを物差しにすると、地方競馬であればもっと前めのポジションを取ることが可能と見ていましたが、不本意な内容が続いているため今回サラブレッドオークションへ出品する運びとなりました。
まだキャリア4戦の3歳馬ですし、キッカケひとつで変わる可能性があるはず。収得賞金の面でも下級条件で戦えるメリットがありますし、新天地への移籍が起爆剤となり内に秘めた素質が開花することを切に願っています。
尚、現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
両前がソエ気味で歩様には見せていないものの、触診では若干痛みがある様子。こんなに負ける馬ではないはずですし、もしかするとソエを気にして全力で走っていなかった可能性もあります。真価を問うためにも一旦立て直しを図りソエが完治した後の走りを見てみたいものです。（園田競馬西脇・平松徳彦調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※大浦競走馬トレーニングセンター（兵庫県明石市大久保町大窪）に在厩しており、預託料は3,200円/日（税抜）です。
3月28日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：平井　克彦