アルファライン　Alpha Line　　牡　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父エピファネイアはオークス馬シーザリオの子としてデビュー前から評判を集め、デビュー3連勝でラジオNIKKEI杯2歳Sを制覇。翌春は皐月賞、日本ダービーと連続して2着に泣きましたが、秋の菊花賞で悲願のクラシック制覇を成し遂げます。4歳時のジャパンCでは、ジャスタウェイに4馬身差をつける圧勝。前進気勢が強すぎる面もありましたが、うまくコントロールできたときに発揮するパフォーマンスは圧巻のものがありました。種牡馬としては現3歳世代が初年度産駒となり、京成杯2着のスカイグルーヴ、京王杯2歳S3着のヴァルナ、フラワーC3着のシーズンズギフトといった重賞での活躍馬や、新馬、エルフィンSを連勝したデアリングタクトといった将来が楽しみなホープを送り出しています。また、JRAでの勝ち上がりは圧倒的に芝が多くなっていますが、父シンボリクリスエスがダートの一流馬を出していることを考えれば、今後はダートの活躍馬を送り出す可能性も十分にあるでしょう。

母系を見ますと、母アイアイボタンは芝とダートで1勝ずつ。伯父アルアインは長丁場の交流重賞を2勝、叔母パーフェクトジョイは5勝を挙げ、阪神牝馬Sで3着と重賞でも活躍しました。いとこには、J・G1を6勝している障害界のスーパースター・オジュウチョウサンや、その兄でラジオNKKEI賞勝ちのケイアイチョウサン、北海道2歳優駿を勝ったメトロノースがいるなど、非常に質の高い一族。また、祖母ユーワジョイナーの全兄には新潟大賞典などを勝ったユーワフォルテがいます。

本馬は2020年1月13日に中山芝1600mの新馬戦でデビュー。スタートでやや立ち遅れると、流れに乗り切れず離れた最後方の追走となりましたが、追い出されてからはしっかりと脚を使い、ラスト3ハロンはメンバー中2位の35秒5をマークしました。着順的には16頭立ての12着でしたが、脚は見せたと言えるでしょう。2戦目は条件を変え、中京のダート1900m戦に出走。今度は馬群に取りついての競馬となりましたが、砂を被って頭を上げるような場面もあり、最後は伸びきれずに13頭立ての10着に終わっています。
口向きが難しい面があり、乗るのに技術が必要な面はありますが、そうした面も徐々に解消されてきました。まだキャリアも浅く、競馬に慣れてくれば、違った走りができるようになるでしょう。血統的にも伸びしろは十分にありそうです。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は7,800円/日（税抜）です。
4月4日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：田原　邦男