ディープウォーリア　Deep Warrior　　セン　６歳　　※中央競馬　登録抹消

父ディープインパクトは無敗のままクラシック3冠を制した日本競馬史上に残る名馬です。3歳暮れの有馬記念ではハーツクライの2着に敗れて初黒星を喫しましたが、翌年には天皇賞・春、宝塚記念に優勝し、秋には凱旋門賞に挑戦。日本馬初勝利の大きな期待がかかりましたが、3位入線後、禁止薬物が検出されたためまさかの失格処分となりました。しかし、帰国後はそのショックを吹き飛ばす走りで、ジャパンC、有馬記念を優勝し引退。サンデーサイレンスの最高傑作として大きな期待を集めて種牡馬入りしました。初年度から桜花賞馬マルセリーナや、3歳にして安田記念を勝ったリアルインパクトらが活躍し、その後も続々とG1馬を輩出。2012年からリーディングサイアーの座を譲ることなく、ディープブリランテ、キズナ、マカヒキ、ワグネリアン、ロジャーバローズと日本ダービー馬も4頭送り出すなど、父サンデーサイレンスを超えるような活躍ぶりを見せています。また、国内だけでなく、世界からもその血が求められ、ビューティーパーラー、サクソンウォリアーといった欧州調教のG1馬も出しており、世界に誇れる大種牡馬と言えるでしょう。

母系を見ますと、母アマノチェリーランは3勝を挙げ、フィリーズレビューで2着。伯父のスナークルンビニーは荒尾で16勝、叔父のヨリトモは南関東で8勝を挙げています。祖母ニキトートの半兄には、英G1ヨークインターナショナルSを勝ち、英ダービーなどで2着のTerimonがおり、3代母のNicholas Greyはイタリアオークスの2着馬という血統です。

本馬は2016年8月21日に札幌芝1800mの新馬戦でデビュー。好位追走から4コーナーで早めに先頭に立ち、そのまま押し切って2馬身差の完勝でデビュー勝ちを果たしました。続く札幌2歳Sでは2番人気に推されましたが、ジャンプするようにスタートを出て後方の位置取りとなり、13頭立ての10着。その後もなかなか結果が出ませんでしたが、距離を短くして成績も安定し、3歳10月に新潟の芝1200m戦で豪快な差し切り勝ちを決めて2勝目を挙げています。
昇級後はなかなか思うような走りができず、降級後の成績もひと息だったことから、昨年6月の一戦のあと去勢手術を行っています。普段は大人しい馬で、調教も遅いペースなら問題ありませんが、ピッチが上がると掛かるところがあります。
昨年の3月と6月に2度の発進不良があり、6月には出走停止処分・発走調教再審査となっていますが、枠内で内の馬がガタガタしていて驚いたもの。最近は問題なくゲートを出られており、不安は解消されています。ダートの経験は昨年2月の1戦のみで、適性は未知数ですが、はまったときの末脚の威力には目を見張るものがあり、血統的にも魅力ある馬と言えるでしょう。
なお現在、右後肢飛節下に小さな外傷痕、右臀部に古い外傷痕があります。また、首の一部の毛が抜けています（皮膚病の痕と思われます）。現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※2019年6月16日の競走にて、発進不良〔外側に逃避〕となり、1ヵ月間の出走停止処分および発走調教再審査の制裁を受けています（その後、無事に3走したことで、門別・園田・佐賀競馬への転入が可能。その他の競馬場への転入は、あと2走完走で可能となります）。
転入先の競馬場によって発走検査等を課されることがありますので、必ず各主催者にお問い合わせのうえ、ご確認ください。

※2019年3月31日の競走にて、発進不良〔出遅れ〕となっています。

※2019年7月2日（5歳時）に去勢手術を実施しています。

※さく癖・ゆう癖があります。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は7,000円/日（税抜）です。
4月18日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：中村　孝