アークプリンセス　Arc Princess　　牝　３歳　　※地方競馬　在籍（未出走）

父ヴィクトワールピサは皐月賞、有馬記念を制し、ドバイWCで歴史的勝利を収めた日本が世界に誇る名馬。種牡馬入り後は、初年度産駒のジュエラー（桜花賞）以降、不思議とG1勝ちには恵まれていないものの、その間にもパールコードが秋華賞で2着、またコウソクストレート（ファルコンS）やミッシングリンク（TCK女王盃）、ウィクトーリア（フローラS）、ブレイキングドーン（ラジオNIKKEI賞）、スカーレットカラー（府中牝馬S）といった重賞ウイナーを送り続けており、好調が続く現役陣が巻き返しを力強くアピールしています。

一方、母系はメジロマーティン（カブトヤマ記念、中山記念3着）やフェアダンス（エリザベス女王杯2着、府中牝馬S2着）らと同じく、メジロサリーに遡るファミリー。曾祖母ヘーゼルブロンドは朝日杯3歳Sで3着に好走しており、おばにＣＢＣ賞2着のカネツテンビー、おじに中央4勝、笠松重賞・スプリング争覇2着のカネツプリンス、半兄に中央OP馬スターバリオン（丹沢S）、中央3勝ビットスターダム（芝桜賞）やラフジェントリーと活力に満ち溢れています。
また、ヴィクトワールピサ×サクラバクシンオーの配合からは、シャルルマーニュ（アイビーS2着、東京スポーツ杯2歳S3着）やレッドアネモス（白百合S、サフラン賞）など、複数の活躍馬が出ています。

本馬は当初JRAでの出走を目指していましたが、態勢が整わずに中央登録を抹消。地方へ矛先を向けホッカイドウ競馬・小野望厩舎へ移籍します。馬っぷりや背中の感触は良く、勝負になりそうな手応えを掴んでいましたが、所有頭数の整理をする関係で今回サラブレッドオークションへ出品する運びとなりました。
前述のとおり母系はサクラバクシンオーの血を引き前向きな気性であることが容易に想像できます。地方競馬であればレースを使いながら仕上げて行けるメリットがありますし、未知の魅力タップリの本馬を落札候補の1頭としてご検討いただけましたら幸いです。また、半兄にスターバリオンやビットスターダムなど中央活躍馬を有する血統背景を持つことから、後々の繁殖牝馬候補にもなりうる1頭だと思います。
現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
まだ能力検査を受検してはいませんが、馬っぷりの良さが目立つ1頭です。ゲート練習を行い坂路で時計を出していました。デビュー戦まで手元に置けず残念ですが、未出走ということで始動が一番下のクラスからになるのは、本馬にとってはメリットとなるでしょう。（ホッカイドウ競馬・小野望調教師）


※本馬の測尺は体高160㎝、胸囲194㎝、管囲20.5㎝、馬体重は495kg（4月29日現在）です。

※賀張宝寄山育成牧場（北海道沙流郡日高町字賀張）に在厩しており、預託料は6,000円/日（税抜）です。
5月2日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：成瀬　篤司