エイシンアルゴス　A Shin Argus　　牡　３歳　　※地方競馬　在籍

父エーシンモアオバーは期待のマンハッタンカフェ産駒として、9歳12月の競走馬引退までに5連勝を含む通算12勝、獲得賞金およそ4億円をマーク。名古屋グランプリと白山大賞典を二度ずつ制するなど、長年に亘ってダートの重賞戦線を大いに盛り上げました。2016年の種牡馬入り以降、サードクロップに至るまで、産駒は毎年1頭ずつ。唯一の貴重なファーストクロップにあたるのが、出品本馬であるエイシンアルゴスです。産駒には距離に対する融通性と共に、やはりダートでの飛躍が望まれます。

一方、母系は米G1・2勝を誇るOver All（メイトロンS、スピナウェイS）や米重賞クイーンズカウンティHの勝ち馬Repletionを産んだFull Tigressを5代母に持ち、For All We Know（レイヴンランS）やスルーレート（フラワーC2着、クイーン賞3着）らもこのファミリーの出身。近親には笠松の重賞・東海ゴールドCなど通算30勝を挙げたエーシンサンダーがおり、祖母エーシンマーメイドは中央で新馬勝ち、母エイシンコアーは園田で3連勝を収めています。

本馬は2歳10月の京都ダート1400mでデビュー。スタート地点の芝では行き脚がつかなかったものの、ダートに入ってから行きっぷりが良化し道中は中団を追走、勝負処で一瞬反応しかけましたがラストは失速し10着でゴール。2走目は距離延長を試み初戦同様中団に構えていましたが、直線はズルズルと後退しタイムオーバーを喫してしまったため、このレースを最後に園田の現厩舎へ移籍します。移籍緒戦は一転してハナを主張し見せ場タップリの4着、これまでにないスムーズな立ち回りで早くも初勝利にリーチを掛けましたが、揉まれると案外。前々走は水の浮く馬場で後方からのレースを強いられるも馬群がバラけてから鋭く追い込んできたように、すんなりとした競馬さえ出来れば逃げ・差し問わず能力を最大限に発揮するタイプと言えるでしょう。残念ながら所有頭数の整理をする関係でサラブレッドオークションへ出品する運びとなりましたが、キャリアを重ねつつ精神面も強くなってくれれば上昇気流に乗って不思議ないと思います。また、父エーシンモアオバーはほぼプライベート用種牡馬として自己繁殖に配合しています。本馬が唯一の初年度産駒で大変希少価値が高くなっています。父の名声を高めるためにも今後の活躍を陰ながら応援いたしております。
尚、現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
2走前が好内容でしたから、前走は勝ち負けの期待を持っていたんです。所が馬群に包まれ馬が怯んでしまいました。外目のポジションでスムーズに立ち回ることが出来れば結果を残せるはずです。（園田競馬西脇・平松徳彦調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※園田競馬西脇馬事公苑・平松徳彦厩舎（兵庫県西脇市合山町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
5月2日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：平井　克彦