イダペガサス　Yida Pegasus　　牡　５歳　　※中央競馬　登録抹消

父ゴールドアリュールは芝でデビューし、2戦目で初勝利。その後は勝ち切れない競馬が続きましたが、7戦目に初ダートの500万下を4馬身差で圧勝。続く端午Sも楽勝して再び芝の日本ダービーに挑み、タニノギムレットからコンマ3秒差の5着と能力の高さを見せました。その後はダートに戻り、ジャパンダートダービー、ダービーグランプリを連勝。暮れには東京大賞典で古馬を撃破し、2002年のJRA賞の最優秀ダート馬に輝くと、翌年のフェブラリーSで4度目のG1制覇を飾りました。同年で引退、種牡馬入りすると、サンデーサイレンス産駒初のダートG1馬として期待通りにダートの一流馬を多く輩出。フェブラリーS、ジャパンCダートなど中央、地方を合わせてG1・9勝のエスポワールシチー、交流G1・6勝のスマートファルコン、南部杯を勝ったオーロマイスターと初年度から3頭のG1馬を輩出すると、その後もコパノリッキー(フェブラリーS連覇など中央、地方でG1を11勝)、クリソライト(ジャパンダートダービー)、グレイスフルリープ(JBCスプリント)、ララベル(JBCレディスクラシック)、ゴールドドリーム(フェブラリーS、チャンピオンズC)、サンライズノヴァ(南部杯)と次々にG1馬を送り出し、昨年はクリソベリルが無敗でジャパンダートダービー、チャンピオンズCを勝ってJRA賞の最優秀ダート馬に選出されました。歴代のダート王を続々と生み出した名種牡馬といえるでしょう。

母系を見ますと、母カロンセギュールはダートで2勝。半兄のレッドルモンドは芝で3勝を挙げています。4代母のMissile Belleは、CCAオークス、ガゼルHを勝った名牝。その子孫には米国だけでなく、日本での活躍馬も多く、5勝を挙げたトーヨーディプティ、7勝を挙げオープン勝ちを果たしたスタンドオンエンドといったJRAの活躍馬をはじめ、北海道、岩手で16勝を挙げ、重賞でも好走したスタンドアチャンスや、11勝を挙げ北上川大賞典で3着のトップチェッカーといった地方の実力馬も送り出しています。

本馬は2016年のセレクトセールで4,860万円の値がつき、2017年11月18日に東京ダート1400mの新馬戦でデビュー。好位追走から追い比べを制して初戦勝ちを果たすと、翌年2月の500万下も勝って2連勝を果たしました。続くオープンの昇竜Sで4着に敗れて初黒星を喫しましたが、その後も安定した走りを見せており、秋には東京ダート1600mの1000万下を逃げ切って3勝目。昇級後は崩れることもありますが、好位からの競馬できる強みがあり、2走前の錦秋Sではコンマ4秒差の3着。リズムよく競馬できれば、3勝クラスでも十分に通用する力を秘めています。
なお、今年1月に美浦トレセンに帰厩したものの、調教中に左前繋靭帯炎を発症したため休養に入っております。2月1日に北海道のノーザンファームに移動し、4月末までトレッドミルで調整をおこなってきました。脚元が小康状態を保っているため、5月1日より騎乗運動をスタート、坂路で18～20秒のキャンター調教をおこなっています。ここから徐々にペースを上げていく予定で、今年9月～10月を目処に復帰できる見込み。馬体重は542kgです。
5歳馬ですが、まだキャリアは13戦と浅く、能力的にも底を見せていないことから、復帰後は十分な活躍が見込めるでしょう。
現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※ノーザンファーム早来（北海道勇払郡安平町早来源武）に在厩しており、預託料は11,000円/日（税抜）です。
5月9日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：張　一達