シゲルジルコン　Shigeru Zircon　　牝　４歳　　※地方競馬　在籍

父スズカコーズウェイはGiant's Causeway産駒初の国内重賞勝ち馬で、京王杯スプリングCなど6勝。スタッドイン後の3年間は10頭程度の種付け頭数でしたが、ファーストクロップ7頭のうち6頭が勝利を収めるなど、出来の良さが話題を呼び、その評価は急上昇。4年目には61頭の種付けオファーを集めました。今年2月の京都・大和Sで中央7勝目を挙げたOP馬スズカコーズラインをはじめ、東海地区で重賞4連勝中のニュータウンガールや優駿スプリントなど地方重賞3勝のバンドオンザラン、他にもプリモジョーカー（門別重賞・リリーC）やスズカユース（門別重賞・フローラルC）など、産駒は主にダートで強さを発揮します。

一方、母系はRed Bullet（プリークネスS、シガーマイル3着）やDistinct Habit（スカイラヴィルS、アストリアS）、フレンチリヴィエラ（サラブレッドクラブオヴアメリカS）、Souvenir Delondres（エクリプス賞）といった欧米重賞ウイナーと同じ、Amielの血を継ぐファミリー。近親にはソロナウェイSなど愛10勝を挙げているBrendan Brackanらの活躍が光っており、半姉スクリーンハッピー（岩手8勝、重賞3着3回）をはじめ、出品本馬を含む兄姉すべてが勝利を収めている点も見逃せません。

本馬は2017年北海道オータムセールにて313万円で落札され、2018年10月21日に東京競馬場にてデビューしております。翌年に3戦目で勝利を挙げて躍進を期待されておりましたが成績が振るわず、今年3月から南関東に移籍しております。馬体はしっかりとしており、両前蹄が広くダート向きの馬体が特徴です。
父スズカコーズウェイは9歳まで現役で中央競馬に在籍し、スプリント～マイル戦線を賑わせていました。産駒の中央出走馬が28頭と少ない中で勝馬率は3割を超えており、OPクラス2勝を挙げているスズカコーズラインを輩出するなど、種牡馬として決して侮れない一頭です。母は1勝ながら中央競馬で36戦を戦った頑健さを持っており、母父のサウスヴィグラスが昨年からブルードメアサイアーとして台頭しつつあることも含め、本馬にはまだまだ可能性が残されていると言えるのではないでしょうか。
4歳を迎えてこれからも益々活躍するであろう本馬ですので、ご検討いただけますと幸いです。
現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願い申し上げます。

【本馬についての現状説明】
右前肢の球節に慢性的な血ムラがありますが、出走や調教に支障はありません（朝夕アイシングで対応）。また、両前肢の蹄が広いタイプです。写真をご確認ください。現状、南関東C1では少し足りない印象ですが、他の格付有利な競馬場に移籍が叶えば、まだまだ十分にやれるでしょう。（川崎競馬小向・鈴木義久調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※川崎競馬小向厩舎地区・鈴木義久厩舎（神奈川県川崎市幸区小向仲野町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問いわせください。
5月23日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：森中　蕃