ポートフィリップ　Port Phillip　　牡　５歳　　※地方競馬　在籍

父ハーツクライは国内で唯一ディープインパクトに土をつけた有馬記念、ノーステッキで後続を突き放したドバイシーマクラシックと国内外のG1を2勝。種牡馬入り後は日本が誇るトップサイアーの一頭として、ワンアンドオンリー（日本ダービー）やジャスタウェイ（ドバイデューティフリーなどG1・3勝）、リスグラシュー（WSコックスプレイトなどG1・4勝）、スワーヴリチャード（ジャパンC、大阪杯）、シュヴァルグラン（ジャパンC）、Yoshida（ウッドワードSなど米G1・2勝）、ヌーヴォレコルト（オークス）など、世界を舞台に活躍するG1ホースを続々と輩出しています。

一方、母系はKill the Crab（ベルリンブランデンブルクトロフィ、キラヴランS、ストックホルム国際C）やStar Envoy（ブライトンビーチH）、Referendum（愛ナショナルS2着）らと同じくSpy Demonから広がるファミリー。祖母ヒードは米重賞を制しており、いとこに盛岡の重賞勝ち馬ラブディーバ、そして全兄に海外G1馬アドマイヤラクティ（コールフィールドC、ダイヤモンドS、阪神大賞典2着）、半姉にサトノジュピター（小倉日経OP、スイートピーS3着）、半弟にアドマイヤジャスタ（ホープフルS2着、すみれS2着）と、高いレベルで安定したパフォーマンスが光ります。
また、ハーツクライ×エリシオの配合からは、前記アドマイヤラクティ以外にも、中央特別3勝タイセイアプローズや伏竜S3着サトノスーペリアなど、多くの勝ち馬が出ています。

2017年11月の京都でデビューを果たし、4着とまずまずのスタート。その後はトモの甘さが目立つために、成長を促しながら間隔を取って出走させますが、勝ち切れないレースが続きます。5月のレース後に両前肢に軽い張りが見られた為にじっくり立て直しを図りますが、8月のレースで復帰を果たし、4着と次走への期待が高まるも、8月25日のレースは6着で終えました。中央で8戦後に園田競馬に移籍し、岩手を経て現在は高知競馬に所属しております。現地では徐々にレースぶりが良くなっていることから、相手関係次第ではまだ十分にやれる可能性は秘めていると思われます。
父ハーツクライ産駒はその成長力が特徴で、古馬になって真価を発揮する馬や息の長い活躍をする馬を輩出しており、多くのG1馬も輩出していることから数字以上に活躍している種牡馬です。また、全兄のアドマイヤラクティが6歳時にオーストラリアのG1競走であるコーフィールドカップを制しており、半弟となるアドマイヤジャスタがホープフルステークス2着と、母系には確かな能力が秘められています。本馬も5歳とまだまだ成長が期待できる馬齢であり、この先長期の活躍が期待できるのではないでしょうか。
ご検討の程、何卒よろしくお願いいたします。
なお、左後肢にクモズレ（ともずれ・後肢の球節の下部にできる円形のむくれ傷）を発症しています。現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
クモズレは3月にこちらに入厩してきたときからありました。ケアをしながら調整しています。高知の深い砂にも慣れ、レースぶりは徐々に良くなってきているので、条件が合う競馬場であれば、まだまだ十分に活躍できるはずです。（高知競馬・工藤真司調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※高知競馬場・工藤真司厩舎（高知県高知市長浜宮田）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
5月23日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：星加　浩一