フレンドリーアイズ　Friendly Eyes　　牝　５歳　　※地方競馬　在籍

父フリオーソは船橋競馬に所属した名馬で、2歳時に全日本2歳優駿を優勝してNAR賞の2歳最優秀馬に輝くと、3歳時はJRAの芝にも挑戦。そこでは結果が出ませんでしたが、ダートに戻ってジャパンダートダービーに優勝し、秋のJBCクラシックではヴァーミリアンの2着に好走。その後もJRAのダート巧者を相手に帝王賞を2勝、川崎記念、かしわ記念とG1タイトルを積み重ねました。2013年に種牡馬入りし、初年度から西日本ダービーなど、高知、佐賀で重賞7勝のフリビオンや、岩手で重賞3勝のダンストンレガーメ、兵庫ジュニアGP3着のバリスコアなど地方競馬の活躍馬を多く輩出し、NARのファーストシーズンチャンピオンサイアーに輝きました。その後も、グランモナハート(ロジータ記念)、ポッドギル(ユングフラウ賞)といった重賞ウイナーを続々と輩出。昨年はヒカリオーソが東京ダービーを制しました。JRAでも昨年のマーキュリーCで3着となったテルペリオンなど、父と同様にダートで息の長い活躍を見せる産駒が目立っています。

母系を見ますと、母フレンズは水沢で2勝。伯父のオウシュウサンクスは盛岡、水沢で計16勝を挙げ、重賞でも好走。叔父のグランカマラードは新馬勝ちし、コスモス賞2着、野路菊S3着とオープンでも差のない競馬をしました。3代母Salt SpringはアルゼンチンのG1銀杯大賞の勝ち馬で、その孫にはアーリントンミリオンなど米国の芝G1を7勝し、種牡馬としても活躍したGio Pontがいるなど、北米、南米で広がりを見せている優秀なファミリーです。

本馬は2018年4月16日に大井のダート1200m戦でデビューし、2着に8馬身差をつける圧勝で初戦勝ち、続く2戦目も6馬身差をつけて逃げ切り、連勝を果たします。その後は少し足踏みが続きましたが、4歳3月にC2クラスを逃げ切って3勝目。C1クラスに上がってからも堅実に走っており、4月には4勝目を挙げました。
ただ、昨年11月以降は成績が伸び悩んでおり、本来の先行策が取れずに苦戦が続いています。リズムを崩してしまったのか思ったほどの走りができていませんが、これまでの走りからキッカケひとつで立ち直っても何ら不思議はありません。まだ5歳と老け込むような歳ではなく、今後の伸びしろも期待できると思います。470kgを超える馬格を有しているので、新天地への移籍が呼び水となり以前の輝きを取り戻してくれることを願っています。
疲れが溜まってくると、右前の球節が浮腫(ムク)みやすくなるところがあります。また以前より、右トモの股関節周囲の一部分の筋肉に硬さがみられます。左前に骨瘤もみられますが、すでに固まっています。添付の画像をご確認ください。現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
いい頃と比べるとガツンとくるところがなく、気持ちの面でも萎えてしまっている感じがしますが、今回の休養でリフレッシュさせ、うまく闘志を取り戻すことができれば、また本来のスピード能力の高さを発揮してくれるでしょう。（大井競馬小林・荒山勝徳調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※ケイツーステーブル（茨城県牛久市奥原町・KSトレーニングセンター内）に在厩しており、預託料は7,000円/日（税抜）です。
6月13日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：林　正道