メイショウカチゴマ　Meisho Kachigoma　　牡　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ノヴェリストは近年のドイツ競馬を代表する名馬。デビュー4連勝で挑んだドイツダービーでは2着に敗れましたが、秋にはイタリアに遠征し、ジョッキークラブ大賞を制してG1初制覇を成し遂げました。古馬になって一気に本格化し、フランスのサンクルー大賞で2度目のG1制覇。続くキングジョージ六世＆クイーンエリザベスSでは5馬身差の圧勝。圧巻だったのはその勝ちタイムで、2010年にハービンジャーが記録した2分26秒78のレコードを2秒以上更新する2分24秒60をマークしました。さらには地元のバーデン大賞も制し、この年で引退。日本で種牡馬入りしています。特に2世代目の産駒が活躍しており、コスモカレンドゥラがG1ホープフルSで4着、ローゼンクリガーはダリア賞2着、ファルコンS3着、ラストドラフトは京成杯を制し、産駒初の重賞ウイナーとなりました。また、日本で生産され、豪州で競走生活を送るWolfeはG3のMRCクーンジーCを勝っており、さまざまな活躍馬を送り出しています。今年のクラシック戦線では、ヴァルコスが青葉賞で2着となり、ダービーの優先出走権を獲得しました。芝だけでなく、持ち前のパワーを生かしてダートで活躍する産駒も多数。短距離向きの馬から中長距離を得意とする馬まで活躍する距離の幅も広く、オールマイティぶりがうかがえます。

母系を見ますと、母メイショウシオギリは未勝利で園田に移籍し、2勝を挙げてJRAに復帰。その後は芝で2勝を挙げました。半兄メイショウトヅガワは園田、佐賀で5勝を挙げています。伯父のメイショウシャフトは6勝を挙げ、オープンの関越S勝ち。母のいとこにあたるメイショウドメニカは8勝を挙げ、福島記念を勝っています。また、6代母Desert Visionの子孫には、米国で,ヴァニティHなどに優勝したDesert Love、ミレイディHなどを勝ったDesert Law、サンフアンカピストラーノHなどG1を3勝したAstray、さらには英＆愛オークス馬のDiminuendoなど多くの一流馬が名を連ねています。

本馬は2020年1月26日に中山ダート1800mの新馬戦でデビュー。互角のスタートから中団で流れに乗り、勝負所でも差を詰める脚を見せて16頭立ての9着でゴールしました。2戦目も同じ中山ダート1800m戦に出走。今度は積極的に2番手につけましたが、3コーナー手前から手応えが怪しくなり、16頭立て15着と大敗。3戦目以降は距離を詰め、1200m戦で好位につけるスピードも見せていますが、なかなか結果に結びつかない現状です。見た目は立派で、立ち姿からすれば、もっとやれてもいい馬。脚元は丈夫で、コンスタントに競馬を使いながら、徐々に力をつけていってくれそうです。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は7,800円/日（税抜）です。
6月20日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：松本　好雄