アトス　Atos　　牡　５歳　　※地方競馬　在籍

父ヴァーミリアンは現役時にジャパンCダートやフェブラリーS、JBCクラシック3連覇などダートG1を9勝。種牡馬として芝の重賞勝ち馬ノットフォーマル（フェアリーS、桜花賞5着／母の父は出品本馬と同じマンハッタンカフェ）を輩出したほか、ビスカリア（TCK女王盃、エンプレス杯3着）やノブワイルド（オーバルスプリント連覇）、ラインシュナイダー（サマーチャンピオン）、クロスウィンド（川崎重賞・ロジータ記念、門別重賞2勝）、アドマイヤムテキ（名古屋重賞・名古屋記念）、サンチェサピーク（薫風S）など、産駒もダートを主戦場として全国各地で勝ち星を積み上げています。

一方、母系は10番人気の低評価を覆し、重賞初挑戦で秋華賞を制したティコティコタック（府中牝馬S2着、中山牝馬S2着、エリザベス女王杯 3着、阪神牝馬特別3着）を祖母に持つ、注目のファミリー。おじコモノドラゴン（壇之浦特別、横津岳特別）、ミスズダンディー（富良野特別）ともに中央で特別勝ちを収めており、いとこのスーパージンガは九州ダービー栄城賞など佐賀重賞を6勝。半兄チチブリュウセイは金沢5勝後に大井で5連勝を含む10勝、まだまだ勝利数を伸ばしていけそうな勢いです。

本馬は3歳2月の京都ダート1400mでデビュー。序盤は内々で砂を被りポジションを下げ気味になりましたが、直線で大外へ持ち出すと目の覚めるような末脚を繰り出し前2頭に急追、3着でゴールします。その後は距離延長と共に正攻法の競馬がすっかり板につき2着4回、未勝利クラスでは明らかに能力上位を示す内容でしたが、背水の陣で挑んだ同年9月のスーパー未勝利戦を取りこぼしてしまい南関東へ移籍します。
移籍後は歯が立たず2019年春よりホッカイドウ競馬へ活路を求めます。以前の先行力が蘇り当地で通算2勝をマーク、オープン馬相手に善戦するとシーズン終了を機に高知の現厩舎へ拠点を移します。大崩れはしていないものの近走はワンパンチ足りない内容が続いているため、このタイミングを機にサラブレッドオークションへ出品する運びとなりました。
やはり先行してこそ持ち味を発揮するタイプ、年齢的な衰えというよりはペースや相手関係が鍵となるでしょう。昨年はヒガシウィルウィンやモルトベーネなどネームヴァリューのある馬相手に接戦を演じていたように力はある筈。一旦立て直しを図ればまだやれて不思議ないと見ています。
尚、ノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
近走はトモの疲れもあり、スタートを決めて本来の先行策を打つことが出来ていません。ましてやAクラスのメンバーが相手ですから、先手を主張するのも容易ではないようです。一旦リフレッシュ休養を挟めばまだ活躍できる馬ですし、砂質の軽い競馬場の方がより力を発揮できるのではないでしょうか。（高知競馬・打越勇児調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※高知競馬場・打越勇児厩舎（高知県高知市長浜宮田）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
6月27日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：中辻　明