エゾノゴーカイオー　Ezono Gokai O　　牡　３歳　　※地方競馬　在籍

父ストロングリターンは3歳時のラジオNIKKEI賞で3着になるなど、早い時期から能力の片りんを見せていましたが、本格化は古馬になってから。条件戦で勝利を積み重ね、5歳時の京王杯SCで重賞初制覇を飾ると、続く安田記念では、同厩舎の3歳馬リアルインパクトの2着に好走します。そのリベンジは翌年。当時のコースレコードとなる1分31秒1をマークし、グランプリボスをクビ差退けてG1初制覇を飾りました。産駒のデビューは2017年。スピードを生かして活躍する子供が多く、初年度産駒のペイシャルアスがカンナSに優勝し、ツヅミモンがシンザン記念2着。現3歳世代のプリンスリターンはききょうSに優勝し、シンザン記念2着、アーリントンC3着と重賞でも好走しています。ダートにも強く、地方では金沢のMRO金賞を勝ったテツ、名古屋の秋桜賞、金沢の読売レディス杯を勝ったジェッシージェニーといった重賞ウイナーを送り出しています。

母系を見ますと、半兄に門別、高知、南関東で計28勝を挙げたグルービーメテオがいるなど、兄姉は地方のダートでの勝ち上がりが目立ちます。いとこには7勝を挙げ、万葉Sを勝など長丁場で活躍したバイロイトがおり、いとこの子には昨年もエルムSを勝ったモズアトラクション。祖母ボーディースのひ孫には、豪G3ATCウェノナガールHを勝ち、G1でも好走しているFasikaもおり、現在も勢いのあるファミリーです。また、3代母Don't Sulkは仏G3ロワイヤリュー賞の勝ち馬で、米G2ペイメドーズH勝ちのCaesourや、仏G1リュパン賞勝ちのGraciosoなどを送り出しています。

本馬は2019年4月24日に門別ダート1200mのフレッシュチャレンジでデビュー。3番人気の評価でしたが、後方から伸びきれず7頭立ての6着に終わりました。それでも、2戦目のアタックチャレンジでは2着と変わり身を見せます。8月には盛岡に移籍し、芝重賞の若鮎賞にも挑戦しましたが、ここは8着。その後はダートに照準を絞り、年明けからは佐賀に移籍。移籍9戦目となる3歳8組戦では、9頭立ての9番人気という低評価でしたが、まんまと逃げ切って待望の初勝利を挙げました。ここまでコンスタントに競馬を使えており、500kg以上でレースをしたこともある大型馬で、血統的にも伸びしろは十分に感じさせ、今後も自分の形で競馬ができたときには、アッと驚くような強さを発揮してくれるでしょう。
追い切り、レースともにノドが鳴っており、喉頭片麻痺の可能性がありますが、内視鏡検査はおこなっておりません。現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
3歳五組戦で2番手追走から2着となるなど、もまれずにすんなり先行できたときは持てる力を発揮しています。（佐賀競馬・中野博調教師）


※南関東3競馬場（川崎・船橋・浦和）への特例転入が可能です（大井競馬への転入は不可）。

※佐賀競馬場・中野博厩舎（佐賀県鳥栖市江島町字西谷）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
7月18日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：廣松　金次