クリノルナマヤ　Kurino Luna Maya　　牝　４歳　　※地方競馬　在籍

父タイムパラドックスは明け6歳時に平安Sを制して重賞勝ち馬の仲間入りを果たし、8歳11月の引退までにJBCクラシック連覇やジャパンCダートなどダートG1を5勝。種牡馬入り後もダートを中心に地方競馬の上位サイアーとして、ソルテ（さきたま杯）やトウケイタイガー（かきつばた記念）、インサイドザパーク（東京ダービーなど南関東重賞3勝、ジャパンダートダービー4着）、タイムズアロー（南関東重賞2勝、マーキュリーC2着）、タイムビヨンド（門別重賞2勝、クイーン賞3着）など、交流および地方重賞ウイナーを次々に輩出。産駒には距離の融通性があり、息の長い活躍馬が数多く見受けられます。

一方、母系はFort Marcy（マンノウォーSなど米21勝）を産んだKey Bridgeを6代母に、Clare Bridge（ギルタウンスタッドS）を産んだGliding Byを5代母に持ち、Silver Patriarch（英セントレジャー、コロネイションC、伊ジョッキークラブ大賞）やPapineau（アスコットゴールドC）、Wootton Bassett（ジャンリュクラガルデール賞）といったG1馬たちもこのファミリー。おじにフェイトフルウォー（セントライト記念、京成杯）、いとこにリープフラウミルヒ（福島牝馬S2着）と活況で、出品本馬を含むきょうだい全てが勝利を収めている点も見逃せません。

本馬は2歳9月の阪神芝1600mでデビュー。内枠を利しすんなりとハナに立ちますが、外から次々来られジリジリと後退。11頭立ての10着に沈みます。その後は距離短縮やダートを試みますが進展が見られないため、早めに見切りをつけ昨年1月のレースを最後に園田へ移籍します。移籍緒戦は好位からしっかりと脚を伸ばし2着に好走するも初勝利には届かず同年9月よりホッカイドウ競馬へ拠点を移します。逃げの戦法が板につき当地で2連勝、出戻り条件をクリアすると本年より中央再チャレンジを果たしますが、歯が立たずに6月より古巣の園田で競走生活を送っています。現状はクラスの壁に当たっている印象を受けますが、格付けの恩恵が受けられる地区への移籍が叶えばまだ勝ち星を積み重ねて不思議ないでしょう。これまで主戦場を転々としていますが、体を維持できていることは環境の変化に動じていない証拠。新天地でもコツコツと賞金を獲得してくれるのではないでしょうか。
尚、ノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
牝馬にしてはカイバ喰いが良く、とても扱い易い馬です。B2からC1へ降級し前走は期待していましたが、案外の内容。他場であれば能力は足りる可能性があります。（園田競馬西脇・平松徳彦調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※大浦競走馬トレーニングセンター（兵庫県明石市大久保町大窪）に在厩しており、預託料は3,200円/日（税抜）です。
7月25日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：栗本　八江