シュライクス　Shrikes　　牡　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父タートルボウルはアイルランド産。現役時代はフランスで走り、3歳時にマイル王決定戦のG1ジャンプラ賞を制しました。古馬になってからの勝ち鞍は一般競走のみでしたが、5歳時にはG1イスパーン賞で2着になるなど、息の長い活躍を見せ、2008年に種牡馬入り。初年度産駒からクリテリヨムアンテルナシヨナル勝ちのFrench Fifteen、仏2000ギニー勝ちのLucayanといったG1馬を送り出して評価が上昇し、2013年から日本で供用されています。当初はサッポロクラシックC勝ちのフライングショット、東京プリンセス賞勝ちのアンジュジョリーと地方での活躍が目立ちましたが、徐々に中央での活躍馬も出はじめ、トリオンフが小倉大賞典ほか重賞3勝。アンデスクイーンは昨夏以降に交流重賞を3勝、現3歳世代のタイセイビジョンは京成杯2歳S、アーリントンCの重賞2勝を挙げ、朝日杯FS2着、NHKマイルC4着とG1でも好成績を挙げています。

母系を見ますと、半兄スズヨストラはJRAのダート短距離で3勝。半姉ソミュールロゼが南関東で11勝を挙げるなど、兄姉はダートで堅実に活躍。伯母に秋華賞を勝ち、ジャパンC2着のファビラスラフインがおり、叔母のレディドーヴィルはフランスのG3勝ち馬。いとこには阪神大賞典を勝ったギュスターヴクライがいます。その他にも、札幌記念2着のナリタハリケーン、京成杯AH2着のブレイズアトレイル、京都新聞杯3着のジャイアントリープ、きさらぎ賞2着のレプランシュ、紫苑S3着のポールヴァンドルなど、近親に重賞の好走馬が多数。仏G1カドラン賞勝ち馬である祖母Mercalleは非常に優秀な牝系を構築しています。

本馬は2020年2月2日に東京芝1600mの新馬戦でデビュー。抜群のスタートを決めると、二の脚も速く、すんなりとハナを主張。軽快に飛ばしましたが、直線を向いてからギアが上がらず、徐々に後退。16頭立ての13着に終わりました。2戦目は距離を詰めて福島の芝1200m戦に出走しましたが、大外枠でうまくダッシュをつけることができず、後方のまま16頭立ての13着に終わっています。その後も条件を変えながら適性を探ってきましたなが、なかなか思うような結果が出せない現状でもあり、今回のオークション出品となりました。初戦でハナを奪ったように、本来はスピードのあるタイプ。ダートは4戦目に福島1700m戦で経験し、結果は13着に終わっていますが、道中は中団馬群の中で上手に流れに乗れていました。レースぶりからはダートの適性も秘めていそうです。牡馬にしては小柄ですが、そのぶん脚元は丈夫で、コンスタントに競馬を使っていけるタイプでしょう。使いながら体力面を強化していければ、しまいの脚も強化されてくるのではないでしょうか。


※2020年8月1日の競走（15着）にて、3走成績による出走制限（2020年10月1日まで平地競走に出走できない）を受けています。
転入先の競馬場によって、出走申込の受付拒否、能力検査・調教試験を課される場合がありますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は7,800円/日（税抜）です。
8月8日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：中山　栄一