アストラルブレイズ　Astral Blaze　　牝　３歳　　※地方競馬　在籍

父パイロは米国で走り、BCジュヴェナイルで2着になるなど2歳時から活躍。その後は、G3、G2のタイトルを積み重ねながら、3番人気で出走したケンタッキーダービーで8着に終わるなどG1タイトルに手が届きませんでしたが、4歳秋にフォアゴーSを制して待望のG1初制覇を果たしました。A.P. Indy直子の名種牡馬Pulpitの後継種牡馬として期待を集め、日本で種牡馬入りすると、ダートの活躍馬を次々と輩出。初年度から北海道スプリントCに優勝したシゲルカガや、浦和の桜花賞馬シャークファングなど送り出し、その後も羽田盃など南関東で重賞4勝のタービランス、東京ダービー馬ハセノパイロといった一流馬を輩出しています。昨年はミューチャリーが羽田盃に勝ち、ジャパンダートダービーで3着、さらにラインカリーナが関東オークスに、デルマルーヴルが名古屋GPに優勝。地方競馬の種牡馬ランキングでは自己最高の2位となりました。また、フェアリーSを勝ったビービーバーレルのように芝、ダートを問わない活躍馬もいます。非常に確実性の高い種牡馬として、馬産地での人気は健在です。

母系を見ますと、2頭に兄姉は地方で勝ち上がり。叔父のヴェルステルキングは5勝を挙げてオープンまで出世しました。母アストロラーベは南関東で走り未勝利でしたが、いとこにはヴィクトリアマイルを連覇したヴィルシーナ、ジャパンCを勝ったシュヴァルグラン、秋華賞馬、ドバイターフ勝ちのヴィブロスがおり、祖母サルスエラのきょうだいにはラジオNIKKEI賞勝ちのフレールジャック、中日新聞杯、新潟記念勝ちのマーティンボロがいます。3代母ハルーワソングは仏G1ヴェルメイユ賞などに優勝したMezzo Sopranoの半姉。5代母Glorious Songは米国でG1を4勝し、名種牡馬Rahyや、ジャパンCなど世界各国でG1を勝ちまくったシングスピールなどの母。世界的名門といえる優秀なファミリーです。

本馬は2019年9月27日に船橋ダート1000mでデビューし、5頭立ての4着。続く船橋ダート1200mの2歳四組戦では、直線でしぶとく脚を伸ばして3着を確保しました。その後は展開不向きの競馬も続き、着順が上がりませんでしたが、休養明け2戦目となる今年5月の3歳七組戦では勝ち馬からクビ、クビ差の3着に好走し、力のあるところを見せています。ただ、その一戦を境に馬体減が目立ち始め、470kg台あった体が、8月4日の前走時には446kgまで減ってしまいました。思ったほど着順が上がってこないのは、そのあたりが原因でしょう。改めてひと息入れて馬体面を立て直せば、南関東でも勝ち上がれるだけの力を秘めています。成長力のある母系だけに、今後の伸びしろにも期待できるでしょう。

【本馬についての現状説明】
馬体減りがありながらも堅実な走りをしてくれていました。体を戻して立て直せば、南関東で1、2勝はできると思います。（船橋競馬・凾館一昭調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は7,800円/日（税抜）です。
8月15日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：上野　幸義