ディアデイジー　Dear Daisy　　牝　３歳　　※地方競馬　在籍

父トーセンジョーダンは5歳時に驚異の勝ちタイム1分56秒1を叩き出し、秋の天皇賞を制した“芝2000ｍの日本レコードホルダー”。2018年にデビューを迎えた初年度産駒の中から、中央ではアズマヘリテージが新馬勝ち後に小倉2歳Sで2着と健闘、バンクショット、ロングファイナリーが2勝クラスに昇級、地方ではトーセンジルコンが盛岡重賞・オパールCで3着するなど、トニービン系ジャングルポケットの有力後継種牡馬の一頭として、今後さらなる飛躍が期待されています。

一方、母系はSky Beauty（エイコーンSなど米G1・9勝）やDayjur（ナンソープS、ヘイドックスプリントC、アベイドロンシャン賞）、メイプルジンスキー（アラバマS、モンマスオークス）といったG1ホースを筆頭に、欧米の重賞ウイナーがズラリと並ぶ名門ファミリー。Gold Beauty（テストSなど重賞3勝）やThe Prime Minister（グッドウッドH）を産んだStick to Beautyを4代母に持ち、近親バーンザワールドは優駿スプリント、スパーキングサマーCともに2着など南関東の重賞戦線で活躍、おばカトルラポールは春菜賞など中央2勝、それぞれG1の舞台も経験しています。

本馬は2019年8月4日に小倉競馬場にてデビューしております。初戦を含めて芝競走で3戦してやや勝味が薄いレースが続いておりましたが、4戦目となったダート1200m戦で着差を一気に縮めて見せてダートへの適性を示し、今年2月のダート1800m戦で3着に入る好走を見せました。勝ち上がりに目途が立ったかに見えましたが、以降はタイムも着順も凡走が続いてしまい、今年5月に金沢競馬に移籍しております。移籍後に馬体をやや増やして臨んだ特別戦で2着となると、次走では先行を主張した鞍上の手に答えて逃げを打ち2着、さらに次走では前目で競馬を進めて直線で差し切る競馬を見せて念願の初勝利を挙げました。しかし、3歳A2クラスに上がって苦戦しており、さらにはフケが来て競走に身が入らない状態となってしまったため、今回の出品となりました。
戦績が安定しないように見える本馬ですが、雨で渋った馬場での好走が目立っており、得意な条件がはっきりしております。笠松競馬場改修の影響でメンバーが強化されていることも考えれば、現状の成績も決して悲観するものではありません。何卒ご検討くださいますよう宜しくお願いいたします。
現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
現在はフケもあって成績を挙げるには向かない時期ではありますが、時期が過ぎれば移籍直後のような好走を期待できるでしょう。環境の変化に対する順応性が高いタイプで、飼い葉食いは非常に安定しています。なお、警戒心が強い馬なので、後方から近づく際は注意が必要です。（金沢競馬・佐藤茂調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※金沢競馬場・佐藤茂厩舎（石川県金沢市八田町西）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
8月15日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：豊井　義次