アンデュレイト　Undulate　　牡　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父モンテロッソは、強豪相手にレコードタイムでドバイWCを制した英国産馬。Dubawiの有力後継者として2014年より日本にて種牡馬供用され、5年間での種付けは490頭と安定した人気ぶり。ファーストクロップのリュヌルージュ（中山牝馬S2着、マーメイドS3着）やラセット（中京記念2着、きさらぎ賞3着）、ビリーバー（アイビスサマーダッシュ3着）、モンテグロッソ（青葉賞4着）、ハトホル（フェアリーS4着）、トキノパイレーツ（川崎重賞・スパーキングサマーC）らが頭角を現しており、セカンドクロップからは昨年のNAR3歳最優秀牡馬に輝いたリンゾウチャネル（北海優駿など地方重賞5勝）が好レースを続けています。

一方、母系はステイゴールド（香港ヴァーズ、ドバイシーマクラシック）やレクレドール（ローズSなど重賞2勝）を世に送ったゴールデンサッシュを4代母に持つ名門ファミリー。ショウナンパンドラ（ジャパンC、秋華賞）やドリームパスポート（神戸新聞杯、G1・2着3回）などもこの一族の出身で、近親にはタガノアシュラ（黄菊賞、すみれS2着）、半兄にパイロテクニクス（福島2歳S2着、すずらん賞2着）と中央OPクラスでもヒケを取らないパフォーマンスを示しています。

本馬は3歳1月に中山・ダート1800mでデビュー。現在2勝クラスで活躍しているヴォートエルローや、後にラジオNIKKEI賞（G3）で4着となるパラスアテナより上位の5番人気に支持されたものの、まだ仕上がりきっていなかったこともあってか13着となります。2戦目は距離を400m短縮し、前走時より-20kgで臨んだものの、スタートで出遅れ流れに乗れず、ただ回ってきただけのレースとなってしまいました。3戦目の阪神・ダート1800mは、初めてと言って良いほどレースでビッシリと追われて、7着と前進を見せます。その後ダート戦をもう1戦し、5戦目には初めて芝のレースで走らせてみることに。京都・芝1600mでは中団やや後ろを追走し、コーナーではいい感じでポジションを上げていきましたが、「ここから」と思った矢先に隣にいた馬に体当たりをされてしまい、ハミが抜けてその後はまともに走れず、もったいない競馬となってしまいました。前走ではそのレース以来の芝のレースとなりましたが、2000mの距離は少し長かったのか見せ場のない競馬となってしまい、未勝利戦に出走するには難しい状況となってしまったことから、今回のサラブレッドオークションへの出品の運びとなりました。

兄のパイロテクニクスは中央の芝1200m、ダート1600mでそれぞれ勝ち星を挙げていますし、ヴィーヴァマーレも中央再転入後に500万下（現1勝クラス）で2着1回、3着2回の成績を残していることから、血統的な伸びしろはまだ十分にあると思います。馬体面でもまだ余裕のあるつくりをしているので、今後の成長も見込めるはずですし、相手関係が楽になれば活躍が望めるのではないかと思っています。移籍がいいキッカケとなり、新天地で素質が開花してくれることを願っています。
なお、追い切り時にはさほど気にならないのですが、2走前の門別での交流競走で呼吸時に異音がすると言われており、前走でもその症状があったとの報告を受けています。喉頭片麻痺の可能性がありますが、内視鏡検査はおこなっておりません。現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※2020年3月29日の競走において、枠内駐立不良（くぐる）となっております。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※ライジングリハビリテーション（滋賀県栗東市東坂）に在厩しており、預託料は8,000円/日（税抜）です。
8月22日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)ノルマンディーサラブレッドレーシング