カスミ　Kasumi　　牝　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父トゥザグローリーは現役時に京都記念や日経賞、日経新春杯など重賞を5勝。初年度産駒が2018年にデビューを迎えており、これまでに中央・地方合わせて83頭が勝ち名乗り。すでに中央準OP入りを果たしているゲンパチルシファー（小倉城特別、わらび賞）やエターナルヴィテス（ホンコンジョッキークラブＴ）、園田5戦5勝後に中京・熱田特別を逃げ勝ったザプリオレス、地方では今年6月の岩手重賞・ウイナーCを制したマイランコントルをはじめ、アギト（川崎重賞・クラウンC3着）やユウストレート（名古屋重賞・湾岸ニュースターC3着）など、今後いっそう明るいキャリアを築いてくれるものと思われます。

一方、母系はHernando（仏ダービー、リュパン賞、凱旋門賞2着）やJohann Quatz（リュパン賞、BCマイル2着）らと同じPass a Glance（レイディーズH2着、デラウェアH2着）に遡る優秀なファミリー。近親にドンフォルティス（北海道2歳優駿、全日本2歳優駿2着）、おじにミスティックエイジ（ラジオたんぱ杯2歳S2着、京都新聞杯3着、皐月賞5着）といった活躍馬がおり、半兄のハードルソングは笠松で東海クラウンなど18勝、半姉セトノミッシーは中央で準OPクラスにまで昇級しました。
また、トゥザグローリー×フレンチデピュティの配合からは、前走の八丈島特別で中央2勝目を挙げたカラテをはじめ、複数の勝ち馬が出ています。

本馬は今年の1月に中山・ダート1200mでデビュー。2番手を追走すると、直線でもしぶとく脚を伸ばし5着に入線します。スピード能力の片鱗を見せました。4戦目の同条件戦では着順こそ6着ながらも、持ち時計を1.7秒縮めたように、ダート1200m戦の適性が高かったように思われます。その後3戦を消化しましたが、4戦目以降は1200mの条件を使えず消化不良な形となったものの、今回のタイミングでファンドを解散するのがベストとの判断に至りました。
牝馬ながら470kg近くの体を誇っており、デビュー時から体を減らさずにきていることを考えても、今後の上積みは十分に感じられます。前述の通り、姉2頭が3勝を挙げている血統背景から、本馬も今後の成長次第では更なる飛躍が期待出来るはず。移籍がいいキッカケとなり、新天地で素質が開花してくれることを願っています。
近親に重賞馬がいる血統背景や、配合時にサンデーサイレンスを4代目に有する本馬はサンデーサイレンスの3×4が成立させやすいことから、将来の繁殖候補としても価値があると思われます。
現在右前脚に骨瘤が出ていて、若干触診痛もある状態です。現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※南関東3競馬場（川崎・船橋・浦和）への特例転入が可能です（大井競馬への転入は不可）。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は7,800円/日（税抜）です。
9月12日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)ノルマンディーサラブレッドレーシング