ランサムトラップ　Ransom Trap　　牝　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父タニノギムレットは第69代の日本ダービー馬。2戦目の未勝利戦を勝ち上がると、そこからシンザン記念、アーリントンC、スプリングSと重賞3連勝を果たしました。皐月賞、NHKマイルCでは展開や不利に泣いて3着に終わりましたが、ダービーでは武豊騎手を背に鮮やかな差し切り勝ち。約1カ月半でG1を3戦という異例のローテも話題となりました。秋は菊花賞を目指しましたが、復帰戦を前に屈腱炎を発症して引退。種牡馬入りしています。産駒のデビューは2006年。牝馬ながらダービー馬に輝くなどG1を7勝したウオッカを筆頭に、初年度産駒から5頭の重賞勝ち馬が誕生。その後も数多くの重賞勝ち馬を輩出しています。地方でも重賞5勝を挙げたリワードレブロンなどの活躍馬を出しており、最近は母の父としてもパフォーマプロミス、ブレスジャーニー、クラージュゲリエなどの重賞勝ち馬が出るなど注目されています。

母系を見ますと、半兄のモエレエキスパートはクローバー賞に勝ち、北海道2歳優駿2着、札幌2歳S、弥生賞で3着と芝、ダートを問わずに活躍。その他の兄姉も地方競馬を中心に堅実に勝ち上がっています。4代母ロードマップの子孫には、他にも京成杯3歳S2着、朝日杯3歳S5着のスーパーハイウェイ、デイリー杯3歳S、ペガサスSなどを勝ち、桜花賞3着、オークス4着のノーザンドライバーなどの名前があります。

本馬は2019年10月6日に東京芝2000mの新馬戦でデビュー。中団追走からメンバー中3位タイの上がりをマークして3着まで追い込み、現2勝クラスのダノングロワールには先着を果たしました。その後は思ったように成績が上がりませんでしたが、2月の小倉芝2000m戦で0秒8差の5着と掲示板を確保。次戦は4番人気に支持され、陣営も勝ち負けを期待していましたが、レース中に前の馬と接触してつまずき、藤田菜七子騎手が落馬したため競走中止となってしまいました。その後は5カ月近い休養を挟んで7月の福島で復帰予定でしたが、左後肢跛行のため競走除外。これは症状としては心配するほどのものではなく、大事を取ってのものと考えて大丈夫です。ただ、その後の3戦は思ったような走りができておらず、競走中止となった一戦が馬にとっても精神的ダメージとなっているのかもしれません。馬群を怖がったりすることはありませんが、パドックでは以前と比べて元気なさそうに歩いている感じです。結局、勝ち上がることができずにオークション出品となりましたが、力を秘めていることは間違いない馬。競馬を使いながら馬が自信を取り戻してくれば、力通りの活躍を見せてくれるはずです。
なお、レース後の疲れなのか、先週育成場に移動した時にはかなり痩せており、腰角の骨が出ていて、その辺りが擦れて傷になっていました。1週間休養、消毒をし大分目立たなくなってはきましたが、まだ骨ばった感じがあります。現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※2020年9月5日の競走（13着）にて、3走成績による出走制限（2020年11月5日まで平地競走に出走できない）を受けています。
転入先の競馬場によって、出走申込の受付拒否、能力検査・調教試験を課される場合がありますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※2020年7月5日の馬場入場後に疾病（左後肢跛行）を発症したため競走除外となっています。

※2020年2月15日の競走中に向正面で前の馬に触れてつまずき、騎手が落馬したため競走を中止しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※井ノ岡トレーニングセンター（茨城県牛久市井ノ岡町）に在厩しており、預託料は6,000円/日（税抜）です。
9月19日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：福田　光博