ピンクダンサー　Pink Dancer　　牝　４歳　　※地方競馬　在籍

父ナカヤマフェスタは年度代表馬ブエナビスタを差し切った宝塚記念など重賞を3勝。凱旋門賞における僅差2着のパフォーマンスも賞賛を浴び、最優秀4歳以上牡馬に輝きました。種牡馬としても昨年あたりから評価が上昇しており、先日のセントライト記念を4連勝で圧逃した上がり馬バビット、古馬になってから本格化したガンコ（日経賞）やヴォージュ（万葉S、札幌日経OP）、地方ではアクアレジーナ（園田重賞・のじぎく賞2着）やハルノフェスタ（高知重賞・高知優駿2着）、コエミ（佐賀重賞・ル・プランタン賞2着）などを輩出。馬産地においても、改めて注目を集めています。

一方、母系はKings Island（サンセットH）やBengal Fire（ロイヤルロッジS）、Easy Regent（クリテリヨムドサンクルー）らと同じくインタグリオに遡るファミリーで、4代母はホワイトアロー（金杯、愛知杯、天皇賞・春4着）を産んだキョクトウルンルン。祖母オリガミ（地方重賞1勝、2着4回、エーデルワイス賞4着）、母オリヅル（エーデルワイス賞4着）ともに交流重賞で好走しており、おばのカミヒコーキ（旭川重賞・フローラルC）、いとこのサノラブ（金沢重賞・徽軫賞）ともに重賞勝ちを収めています。

本馬は2019年6月2日に阪神競馬場の3歳未勝利戦（ダート1400m）にてデビューしております。引き締まった好馬体で期待を寄せられていた本馬ですが、初戦含めて未勝利戦を3走しましたが何れも二桁着順となり良いところが見せられず、2019年8月に名古屋競馬に移籍しております。移籍後はメンバーが変わったことで上位進出を見せるようになり、またとにかく丈夫で健康な本馬の特性が幸いして多くのレースに出走することができ、現在まで30戦2勝2着3回3着3回と、初出走から1年3ヵ月とは思えない出走回数を誇っております。やや気性にムラがあり、先行できる時とできない時で成績にも影響が出ているものの、馬はいたって元気そのものですので、まだまだ活躍してくれそうな期待の1頭です。
本馬の強みは、やはりその出走回数が示す通りの丈夫さと健康さと言えるでしょう。名古屋競馬移籍後には毎開催出走してきてほぼ皆勤賞状態ですので、その中でも使い減りせずに走り続けていることは、本馬の尋常ではないタフネスさを裏付けています。気性のムラについても、まだ初レースから1年半に満たない状況であることを考えれば、精神的な成長も期待できるでしょう。類い稀な頑強さを誇り今後が楽しみな本馬ですので、何卒ご検討くださいますよう宜しくお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
気持ちが乗って集中できるようになればスムーズに先行してくれるので、これまでよりもさらなる活躍が期待できるかもしれません。（名古屋競馬・塚田隆男調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※名古屋競馬弥富トレーニングセンター・塚田隆男厩舎（愛知県弥富市駒野町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
9月26日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：山室　善美