ロジチャリス　Logi Chalice　　牡　８歳　　※地方競馬　在籍

父ダイワメジャーはダートで初勝利を挙げ、スプリングS3着から皐月賞に駒を進めると、10番人気の低評価を覆して快勝。クラシック本番で芝初勝利を挙げました。その後もコンスタントに重賞タイトルを積み重ね、5歳秋には毎日王冠、天皇賞・秋、マイルCSと3連勝。翌年には安田記念、マイルCSを制しました。前々から押し切る持久力を生かした競馬を得意とし、瞬発力勝負が得意な他のサンデーレイレンス産駒とは一線を画した一流馬で、種牡馬としても、その特徴をよく産駒に伝えています。初年度からNHKマイルCの覇者カレンブラックヒルを出し、その後もコパノリチャード(高松宮記念)、メジャーエンブレム(阪神JF、NHKマイルC)、レーヌミノル(桜花賞)とG1馬を続々と輩出。昨年はアドマイヤマーズがNHKマイルC、香港マイルに、レシステンシアが阪神JFに優勝。また、ダートでもブルドッグボス(JBCスプリント)、ノーヴァレンダ(全日本2歳優駿)といった交流G1馬を出しており、高い適性を示しています。リーディングサイアーランキングも常にトップテン入りする大種牡馬です。

母系を見ますと、半妹のグッドスカイは新潟ジャンプSを勝つなど障害で活躍。半弟のグレイルは京都2歳Sを勝ち、セントライト記念、オールカマーで3着と古馬になってもハイレベルな走りを見せました。3代母シルバーレーンは愛オークスの3着馬で、米国でG1を3勝したホークスターの全姉。子供にはブラックホーク（安田記念、スプリンターズS）、ピンクカメオ(NHKマイルC)といったG1馬がおり、孫にも京都新聞杯勝ちのステイフーリッシュ、京成杯AH2着のシベリアンホークといった活躍馬が出ています。母系の質の高さは疑いようもなく、現在も勢いは十分です。

本馬はセレクトセールにおいて2730万円で落札され、2014年6月15日に東京芝1800mの新馬戦でデビュー。初戦は2着でしたが、2戦目には1番人気に応えて快勝します。その後も着実に力をつけ、4歳5月のメイSでオープン初勝利。5歳4月にはダービー卿チャレンジTで重賞初制覇を飾りました。
ただ、その後は白星を挙げることができず、障害競走にもチャレンジしましたが結果が出せなかったため、新天地を求めて昨年8月にオークションに出品され、地方競馬に移籍。南関東では思ったような結果を出せませんでしたが、岩手では無難に着順をまとめており、改めて能力の高さを示しています。
さすがに往年の力は望めないかもしれませんが、500kgをゆうに超える重戦車で、ダートの走りも悪くないはず。舞台を選べばまだ十分に戦えるだけの力を秘めています。金沢・高知競馬に転入した際の格付けにぜひご注目ください。JRAの重賞ウイナーにふさわしい走りを見せてくれるでしょう。

【本馬についての現状説明】
8月17日の桂樹杯で9着となったあとはひと息入れており、使い詰めてきていた分、いい休養になったと思います。レース中に負った外傷がありますので、添付の画像をご確認ください。（盛岡競馬・櫻田康二調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※荒谷牧場（青森県上北郡東北町大字新舘松原）に在厩しており、預託料は3,000円/日（税抜）です。
9月26日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：鶴谷　厚子