ナムラアイガー　Namura Eiger　　牡　２歳　　※中央競馬　登録抹消

父リオンディーズは母がオークス馬シーザリオ、半兄が菊花賞、ジャパンCを勝ったエピファネイアという血統で、京都芝2000mの新馬戦を楽勝して新馬勝ち。2戦目でいきなりG1の朝日杯FSに挑むと、最後方から怒涛の追い込みを決めてエアスピネルを破り、キャリア2戦でG1ホースに輝きました。ただ、3歳初戦の弥生賞ではマカヒキにクビ差敗れて初黒星。続く皐月賞では4位入線も5着に降着となり、日本ダービーでは折り合い面に苦労するところもあって5着に終わっています。この一戦のあと故障を発症し、3歳以降はポテンシャルを発揮しきれないまま引退。種牡馬入りしています。現2歳世代が初年度産駒となり、ここまでJRAでは7頭が新馬勝ちするなど9頭が勝ち上がり。芝のスピードタイプが目立ちますが、ダートでも2頭が勝ち上がっており、地方競馬の勝ち上がりも。オールラウンダーの雰囲気が漂っています。

母系を見ますと、兄姉4頭がJRAで勝利を挙げ、その他にも高知、盛岡、園田で11勝を挙げたナムラハンベエなど、3頭が地方競馬で勝ち上がっています。伯母のナムラマイカは5勝を挙げ、シルクロードS4着など重賞でも好走。伯父のサクライナセも芝の短距離で4勝を挙げており、祖母サクラマツリは芝で3勝。母のいとこのナムラクレセントは阪神大賞典を勝ち、菊花賞、天皇賞・春で3着と長丁場で活躍しました。5代母スワンズウッドグローヴに遡る母系は日本でも有数の名牝系で、日本ダービー馬サクラチヨノオーや、朝日杯3歳Sを勝ったサクラホクトオーなど、数多くの一流馬を送り出しています。

本馬は北海道セレクションセールの出身で、2020年9月26日に中京ダート1400mの新馬戦でデビュー。スタートで立ち遅れてしまい、ダッシュがつかずに道中は離れた最後方を追っつけ気味に追走するかたちとなりました。なかなか前との差を詰めることができず、直線も伸びを欠いて、そのまま15頭立ての最下位でゴール。タイムオーバーで1カ月の出走制限を受けており、この一戦のみでオークション出品となっています。

前走のゲートでは隣の牝馬を気にして、また道中は集中して走れず、最後の直線だけ真面目に走っています。まだ気性面が幼く、怖がりな面があり、馬運車で暴れたり、調教中にバックしてしまうような癖もあります。他の馬に誘導されるかたちなら前に進んでいきますが、馬房内で突進したり、回し蹴りをしたりするような面もあるため、なかなか手に負えない感じで、そのあたりが改善されないようなら去勢手術を行ったほうがいいかもしれません。心身ともにこれからの馬ですし、これからキャリアを積みながら力をつけていけば、持てる能力を競馬でも発揮できるようになるでしょう。
右前管骨内側に骨瘤がありますが、痛みはありません。現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2020年10月26日まで平地競走に出走できない）」を受けています。
　　　2020年9月26日（土）　2回中京6日　4R　2歳新馬　　ダ1400m（重）
　　　結果15着　　タイム1:31.8（1着馬からのタイム差6.2秒、5着馬からのタイム差4.1秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は7,000円/日（税抜）です。
10月3日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：奈村　睦弘