セイクリッドキング　Sacred King　　セン　４歳　　※中央競馬　登録抹消

父ロードカナロアは日本が誇る最強スプリンター。大事に使われながら力をつけ、4歳秋のスプリンターズSでG1初制覇を飾ると、暮れには香港に遠征し、日本馬初となる香港スプリント制覇の偉業を成し遂げました。翌年はさらに凄みを増し、春は高松宮記念、安田記念に優勝。秋にはスプリンターズS、香港スプリントの連覇も達成し、6つのG1タイトルを積み重ねて種牡馬入りしました。父となってからも期待を裏切ることなく、初年度産駒から3冠牝馬アーモンドアイが登場。その後もステルヴィオ(マイルCS)、サートゥルナーリア(ホープフルS、皐月賞）といったG1馬を筆頭に、多数の重賞勝ち馬を輩出。子供たちは短距離から長距離まで幅広い距離で活躍しています。また、今年の兵庫チャンピオンシップを勝ったバーナードループのようなダートの一流馬や、豪州でG1のMRCブルーダイアモンドS勝ったTagaloaや、今年アイルランドでG3勝ちを果たしたKnow It Allのような海外での活躍馬も送り出しており、着実に大種牡馬への道を歩んでいると言えるでしょう

母系を見ますと、母モアザンセイクリッドはニュージーランドオークスの勝ち馬で、他にも重賞を2勝した一流馬です。4代母Fruitionの子孫は他にも活躍馬が多く、BCターフやオクトリー招待を勝って種牡馬入りしたNorthern Spurや、英1000ギニー2着のサンドロップ、香港のQエリザベス二世Cで2着のGold Mountや、今年のマーメイドSを勝ったサマーセントなど、世界各地で一流馬を送り出しています。

本馬は2016年のセレクトセールにおいて3888万円で落札され、2018年10月13日に東京芝1600mの新馬戦でデビュー。パッシングスルーやワイドファラオといったのちの重賞勝ち馬がそろったハイレベルな一戦で3番人気と高い支持を受けましたが、中団から伸びきれずに8着に終わりました。2戦目の東京芝2000m戦では2番手につけましたが8着止まり。3戦目以降は決め手不足を補う意味でダートに転身します。ただ、その後も大崩れこそしないものの好結果は出せず、初勝利を挙げられないまま名古屋に移籍。そのさいに去勢手術を施されました。名古屋では常に上位争いを繰り広げ、移籍3戦目に待望の初勝利を挙げると、その後も2勝を上積み。8戦して5着以下なしという安定した成績を残して今年5月にJRAに復帰しました。ただ、中央の1勝クラスでは荷が重いのか2けた着順が続いており、ここ2走は芝で結果が出ていません。牡馬にしては怖がりな面があり、そのあたりが成績が伸びない原因かもしれませんが、地方に戻れば十分にやれるはずで、地方競馬の小回りコースならば決め手不足な面もカバーできている印象です。良血のロードカナロア産駒で、いつ素質が目覚めても不思議はないでしょう。


※2019年8月16日（3歳時）に去勢手術を実施しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※松風馬事センター（茨城県稲敷郡美浦村受領）に在厩しており、預託料は6,000円/日（税抜）です。
10月17日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：Ｋ．Ｓ．ヤップ