エラシコ　Elastico　　牡　３歳　　※地方競馬　在籍

父ヘニーヒューズは現役時に米G1を2勝したStorm Cat系の快速馬で、スタッドイン後は現地にて名牝Beholder（米G1・11勝）を輩出し、日本では外国産や持込馬のアジアエクスプレス（朝日杯フューチュリティS）、モーニン（フェブラリーS）、ケイアイレオーネ（シリウスS）らが大活躍。本邦導入後も早々より重賞勝ち馬を送り出し、2017年のダート・ファーストシーズンサイアーチャンピオンの座を獲得しました。近年ではワイドファラオ（かしわ記念、ニュージーランドT、ユニコーンS）が芝・ダート両重賞を制しており、地方ではデビューから連勝劇を見せたレイチェルウーズ（大井重賞・東京2歳優駿牝馬、浦和重賞・ユングフラウ賞）やプロミストリープ（浦和重賞・桜花賞）、アランバローズ（大井重賞・ゴールドジュニア）らが躍動しています。

一方、母系は英ダービーの覇者Psidiumや仏2000ギニーの勝ち馬Thymusを産んだDinarellaに遡るファミリーで、曾祖母のダドリアバンブーは新設された忘れな草賞での勝利をステップに本番のオークスでも3着と善戦。近親には中央OP馬バンブービブロス（甲南S、飛鳥S）、おじに園田の重賞勝ち馬バンブージーコなどが名を連ねており、舞浜特別など中央3勝を挙げて香港に移籍したオリオンパッチを筆頭に、出品本馬を含むきょうだい全馬が勝ち星を収めています。

本馬は2歳11月の京都ダート1200mでデビュー。五分のスタートを切ったものの道中は行きっぷりに余裕がなく12着でゴール。2戦目はタイムオーバーを喫し4ヶ月半の休養を挟むことになりましたが、昨年までとは行きっぷりが良化し外から脚を伸ばして入着を果たします。4戦目は前を射程圏に入れ『これなら！』と思わせる内容、ラストは脚色が鈍ってしまいましたが光明が差してきた印象を受けました。残念ながら5月のレースを最後に園田の現厩舎へ移籍。2番手追走から4コーナーでは早め先頭に躍り出ると横一線の叩き合いを制し移籍緒戦から待望の初勝利を飾ります。しかしながらその後は精彩を欠く内容が続いているため、このタイミングを機にサラブレッドオークションへ出品する運びとなりました。雄大な馬体に見合ったパフォーマンスを発揮できてはいませんが、環境を変えてキャリアを重ねていけば何処かで覚醒する可能性もあるはず。新天地への移籍がいいキッカケになることを願っています。
尚、ノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
転入緒戦から能力を示してくれましたが、その後はピリッとしません。調教ではいい動きをするのに気難しさが妨げとなっているようです。環境が変われば走ってくる可能性があるかもしれません。（園田競馬西脇・橋本忠明調教師）


※南関東3競馬場（川崎・船橋・浦和）への特例転入が可能です（大井競馬への転入は不可）。

※大浦競走馬トレーニングセンター（兵庫県明石市大久保町大窪）に在厩しており、預託料は3,200円/日（税抜）です。
10月17日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：今村　明浩