スマーティキャット　Smarty Cat　　牡　２歳　　※中央競馬　登録抹消

父ディスクトリートキャットは米国産で、2歳8月のデビュー戦を勝利したあとUAEにトレード。翌年の2戦目も楽勝すると、続くUAEダービーを6馬身差で圧勝し、重賞初制覇を飾りました。その後はひと息入れて米国で走って連勝を重ね、秋のシガーマイルHでG1タイトルを手に入れています。4歳時のドバイワールドCで7着に敗れて初黒星を喫し、その後も2戦して未勝利に終わり引退、米国で種牡馬入りしました。米国ではデルマーオークスを勝ったDiscreet Marq、カーターHを連覇したDads CapsといったG1馬を輩出し、外国産馬として日本で走ったエアハリファが根岸Sで優勝するなど産駒は活躍、2017年から日本で供用され、その初年度世代となる現2歳世代も順調に勝ち上がっています。

母系を見ますと、半兄リュードマンは今年9月に中山ダート2400m戦で2勝目を挙げ、今後の活躍が期待されるところ。その他の兄姉は地方のダートで勝ち上がっています。母のきょうだいも中央、地方を問わず堅実に勝ち上がっており、祖母のニシノエルハーブはJRAのダート短距離で3勝。その半妹には中山牝馬Sを勝ち、ヴィクトリアマイル3着のニシノブルームーンがいます。3代母カプリッチョーサはチヴァリーパークS、モイグレアスタッドSと英、愛でG1を勝った活躍馬で、一族からは欧州の重賞活躍馬が多数出ています。

本馬は2020年7月4日に函館芝1200mの新馬戦でデビュー。スタートは互角でしたが、ダッシュがひと息で道中は最後方まで後退し、向こう正面で置かれ気味となりましたが、エンジンがかかってからはしっかりとした伸び脚を見せました。結果は10頭立ての9着でしたが、ラスト3ハロンはメンバー最速の脚を使っています。同じ舞台の2戦目も10頭立ての9着でしたが、1秒近くタイムを詰めました。3戦目に条件を変えて札幌ダート1700mに出走すると、中団から粘って5着と掲示板を確保。砂適性を見えましたが、ここ2戦は東京のダート1600mで14着、13着と結果が出せていません。
右前球節部がムクみやすい面がありますが、ここまできっちりと5戦を消化。馬体重も安定しており、今後もコンスタントに出走が可能でしょう。キッカケひとつで変わり身を見せてもおかしくありません。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※オーシャニア・ステーブル（千葉県香取市高萩・下河辺トレーニングセンター内）に在厩しており、預託料は7,500円/日（税抜）です。
11月7日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：﨏　文彦