アマデウス　Amadeus　　牡　４歳　　※中央競馬　登録抹消

父キンシャサノキセキは2010年、11年の高松宮記念を連覇するなど、芝1400m以下で重賞7勝を挙げた近年を代表する名スプリンター。他にもスプリンターズSで2着が2回、高松宮記念2着、NHKマイルC3着があり、3歳時から8歳まで一線級で走り続けました。種牡馬入りしてからも自身のスピードを産駒に伝えており、モンドキャンノ(京王杯2歳S、朝日杯FS2着)、シュウジ(小倉2歳S、阪神C)、カシアス(函館2歳S)、ベルーガ(ファンタジーS)といった短距離の重賞ウイナーを輩出。現3歳世代の活躍も目立ち、ガロアクリークがスプリングSを制して皐月賞3着。ルフトシュトロームはデビュー3連勝でニュージーランドTを制しました。また、ダートでの活躍馬が多いのも特徴で、サクセスエナジー(さきたま杯、黒船賞、かきつばた記念)、ヒラボクラターシュ(佐賀記念)といった交流重賞の勝ち馬も輩出。優れたスピードとパワーを伝える種牡馬です。

母系を見ますと、母ブライティアピアはJRAに芝で1勝したのち、岩手に移籍して8勝。重賞でも好走するなどA級で活躍しました。半姉のペイシャパッチも岩手で7勝を挙げています。叔父のシャイニープリンスは6勝を挙げ、富士Sで2着になるなど息の長い活躍を見せた一流馬。祖母ダイタクピアの半兄には札幌記念3着など重賞で好走したダイタクサージャンがいます。3代母スイートラブはセントウルS3着など短距離で活躍。一族からはマイルCS連覇のダイタクヘリオスや、スプリングSを勝ち皐月賞2着のダイタクリーヴァ、ステイヤーズSを勝ち、天皇賞・春3着のダイタクバートラム、佐賀記念を勝つなど交流重賞で活躍したチャンストウライなど、多数の一流馬が出ています。

本馬は2018年6月17日に東京芝1400mの新馬戦でデビューし、好スタートから逃げ粘って0秒1差の2着と上々の内容で初戦を終えました。その後も2、3着続きでなかなか勝ち切れませんでしたが、6戦目の中山ダート1200m戦で、現2勝クラスのアポロチーターとの競り合いを制して待望の初勝利を挙げています。1勝クラスに上がってからは大きな着順を取るようにもなりましたが、芝とダートで1回ずる3着に入っており、通用する能力は示しています。先行して粘り込むような競馬ができますし、差す競馬でメンバー最速の上がりを使ったこともあり、流れを問わずに力を発揮できるのが最大の強み。脚元も丈夫でコンスタントに競馬を使っていけるのも魅力です。ここ最近は芝で結果が出ていませんが、ダートの短距離なら話は別。デビュー当時から馬体重も20kg近く増えているように成長力を秘めており、環境を変え、相手関係が楽になれば、十分な活躍を見せてくれるのではないでしょうか。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※松風馬事センター（茨城県稲敷郡美浦村受領）に在厩しており、預託料は6,000円/日（税抜）です。
11月7日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：中西　純穂