リヴァーサル　Reversal　　牝　２歳　　※中央競馬　登録抹消

父シンボリクリスエスは米国産で、外国産馬として日本でデビュー。新馬勝ちのあとは惜敗が続きましたが、5戦目の山吹賞で2勝目を挙げると、続く青葉賞を快勝して重賞初制覇を飾りました。続く日本ダービーはタニノギムレットの2着。秋は菊花賞ではなく古馬相手の天皇賞に駒を進め、ナリタトップロード以下に快勝しました。続くジャパンCこそ3着に敗れましたが、暮れの有馬記念では再び古馬を撃破し、2度目のG1制覇を果たします。4歳時は宝塚記念で5着に敗れたあと、秋には天皇賞を連覇。引退レースとなった有馬記念では後続に9馬身差をつける圧勝で、こちらも連覇を達成。そのまま種牡馬入りしました。代表産駒には菊花賞、ジャパンCを制したエピファネイアや、安田記念を勝ったストロングリターンの名前が挙がりますが、芝だけでなくダートのチャンピオンホースを多く送り出しているのも特徴。サクセスブロッケン(フェブラリーS)、ルヴァンスレーヴ(チャンピオンズC)らを輩出したほか、地方競馬でも多数の重賞勝ち馬を送り出しています。また、母の父としても日本ダービー馬レイデオロ、障害の王者オジュウチョウサンといったスターホースを送り出しており、その血の優秀さがうかがえます。

母系を見ますと、半姉アンクールは佐賀で2勝。母のきょうだいも地方競馬での活躍が目立っており、祖母のルビウスはJRAのダート1800mで1勝。その半兄のアドマイヤカリブはOPのクロッカスSを含む3勝を挙げ、函館2歳S3着と重賞でも好走しました。4代母のNorth SiderはアップルブラッサムHなど米国でG1を3勝した名牝で、その子孫は米国だけでなく、南米でも活躍。他にも一族からは欧米のG1好走馬が多数出ており、非常に質の高いファミリーとなっています。

本馬は2020年10月24日に東京ダート1600mの新馬戦でデビュー。スタートダッシュはひと息でしたが、二の脚は速く、道中は中団馬群を追走しました。直線を向くまで余力は十分で、追い出されてからの反応も見せましたが、直線半ばで脚が上がり、結果は16頭立ての15着に終わっています。そこから中1週で、2戦目は東京ダート1400m戦に出走。今度はスタートが決まり、先行争いに加わる脚を見せましたが、勝負どころでペースが上がってから手応えが怪しくなり、16頭立ての最下位に敗退。タイムオーバーのため1ヵ月の出走制限を受けています。
随所にセンスの良さを感じさせますが、現状ではまだ体力不足といった印象。血統的にも奥手の印象があり、これからジワジワと力をつけていけるでしょう。牝馬らしくカリカリした気性ではありますが、特に気にするほどでもなく、初戦から間隔が詰まっていた2戦目でも馬体は減っていませんでした。
なお、前走後に両前脚、特に左前のソエを気にしています。現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2020年12月7日まで平地競走に出走できない）」を受けています。
　　　2020年11月7日（土）　5回東京1日　2R　2歳未勝利　　ダ1400m（良）
　　　結果16着　　タイム1:31.8（1着馬からのタイム差5.4秒、5着馬からのタイム差5.0秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は7,800円/日（税抜）です。
11月21日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)ビップ