エーアイ　A Ai　　牡　２歳　　※中央競馬　登録抹消

父アグネスデジタルは米国産の外国産馬。全日本3歳優駿、ユニコーンSなどを勝ち、ダート中心に活躍していましたが、3歳秋に挑んだマイルCSで豪快な差し切り勝ちを決め、芝の初勝利がG1という離れ業を演じました。4歳秋には南部杯で交流G1初制覇を果たすと、天皇賞・秋でテイエムオペラオーを撃破。暮れには香港に遠征して香港C制覇と、舞台を問わずに大活躍。その後もフェブラリーS、安田記念とダート、芝の双方でG1タイトルを積み重ねました。産駒のデビューは2007年。初年度産駒からドリームシグナル(シンザン記念)、ユビキタス(ユニコーンS)、ヤマキンキングリー(札幌記念など重賞3勝)、ダイシンオレンジ(アンタレスS、平安S)といった芝、ダートの重賞ウイナーを輩出。その後もコンスタントに重賞勝ち馬を送り出しており、地方競馬の重賞勝ち馬も多数。また、最近は母の父としても注目度が高く、今年重賞3連勝を果たし、ヴィクトリアマイルで2着となったサウンドキアラの母の父としても知られています。

母系を見ますと、全兄のアルバスは門別で2勝を挙げて南関東に移籍し、さらに1勝と活躍中。母ヴィヴィアンは未勝利でしたが、そのきょうだいはJRAで堅実に走りました。祖母ファンタジーは1勝。そのきょうだいには根岸S3着などダートで活躍したベストセーリングや、テイユウハード、エブルテスコといった地方競馬の重賞好走馬がいます。さらに溯れば、一族にはNHK杯を勝ったイチモンジや、阪神3歳Sなどを制したリュウライト、天皇賞馬タカマガハラなどが名を連ねており、日本で発展した由緒正しいファミリーです。

本馬は2020年6月28日に東京芝1600mの新馬戦でデビュー。のちの京王杯2歳S2着馬ロードマックスが逃げ切ったレースで、中団から差を詰め切れずに15頭立ての10着に終わりました。2戦目は福島芝1800m戦に出走し、中団から長く脚を使って追い上げて0秒2差の5着とあと一歩のところまで迫ります。ところが、その後はなかなか結果が上がらず、9月の中山ダート1800m戦で1カ月のタイムオーバー、前走の東京芝1800m戦では2度目のタイムオーバーを喫し、今回のオークション出品となりました。
2戦目の内容を考えれば、もっと走れてもいいはずの馬ですが、まだ全体的に力をつけきっていない感じもあり、本領発揮はまだまだこれからといったところでしょう。ダートは1戦して結果が出ませんでしたが、血統的には十分な適性を秘めていると思われます。
なお、右トモに傷腫れがありますが、その状態でもレースを走れており、競走能力に影響するものではありません。また、両前脚（特に右前脚）が外向気味です。添付の画像をご確認ください。現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2021年1月15日まで平地競走に出走できない）」を受けています。（通算2回目）
　　　2020年11月15日（日）　5回東京4日　4R　2歳未勝利　　芝1800m（良）
　　　結果12着　　タイム1:51.8（1着馬からのタイム差4.4秒、5着馬からのタイム差3.4秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は7,800円/日（税抜）です。
11月21日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(有)サンコウ牧場