サウスブルーグラス　South Blue Grass　　セン　４歳　　※中央競馬　登録抹消

父Point of Entryは米国で生産、調教された馬で、3歳1月にデビュー。初勝利はダートでしたが、その後は芝も使われ、芝に専念するようになった4歳時に本格化しました。G2のエルクホーンSで重賞初制覇を飾ると、そこからマンノウォーS、ソードダンサーS、ジョーハーシュターフクラシックとG1を3連勝。BCターフは2着に惜敗しましたが、翌年にもG1を2勝しています。種牡馬としては芝、ダートの双方で活躍馬を送り出しており、芝で重賞2勝を挙げ、BCマイル3着などG1でも好走したAnalyze Itや、ドバイのUAEダービーを勝ったPlus Que Parfaitなどを輩出。日本で走った産駒も芝、ダートの勝ち鞍は半々といったところ。短距離から中距離まで幅広い距離で走っています。

母系を見ますと、外国産馬として日本で走った母サウスヒューマーは芝、ダートを問わずに短距離で3勝。半姉ピュアリーソリッドも短距離で2勝。半兄サウスシュネルは名古屋で8勝を挙げ、半弟のユイガドクソンは水沢、浦和、門別で1勝ずつ挙げています。叔父のDa' Taraは米G1ベルモントSの勝ち馬。3代母Kaylem Hoの子孫には、米G1ヴァニティH勝ちのPrivate Persuasionや、ケンタッキーダービー3着、ベルモントS2着のDenis of Cork、米国でG2を2勝したJuanitaなど、多数の活躍馬が名を連ねます。

本馬は2018年10月14日に東京芝1800mの新馬戦でデビュー。ハナを切って直線もしぶとく粘りましたが、決め手勝負で見劣って0秒6差の7着。年明けの2戦も芝で切れ負けすると、3戦目からはダートに専念します。すると、初ダートとなった4月の福島1700m戦でメンバー最速の上がりを使って追い上げて0秒2差2着。高い砂適性を示し、その後に3着、4着と惜しい競馬を続けたあと、デビュー6戦目の新潟1800m戦で好位から鮮やかに抜け出して3馬身差の圧勝。待望の初勝利を挙げました。1勝クラスに昇級してからも、東京1600m戦で0秒6差の4着となり、次戦では2番人気に支持されるなど、上位の走りを見せています。ここ3走は2桁着順が続いていますが、今年3月の中山戦のあとに去勢手術を行った影響で、馬体重が安定していない面もあり、決して能力的に頭打ちになったわけではありません。これから徐々に去勢した効果も出てくるでしょうし、そうなれば新天地で再び花を咲かせることも可能でしょう。


※2020年4月6日に去勢手術を実施しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※松風馬事センター（茨城県稲敷郡美浦村受領）に在厩しており、預託料は6,000円/日（税抜）です。
11月21日（土）より落札者様の預託料負担となります。



販売申込者：越村　哲男