トーセンロジャー　Tosen Roger　　牡　２歳　　※地方競馬　在籍

父トーセンファントムは2冠馬ネオユニヴァースの2世代目の産駒で、新馬、アイビーSを連勝。続く東京スポーツ杯2歳Sでローズキングダムの2着となり、クラシック戦線での活躍が期待されましたが、朝日杯FSのレース中に故障を発生。競走能力を喪失して引退、種牡馬入りしています。産駒の数は決して多くありませんが、そのなかからクローバー賞勝ちのマシェリガールや、サウジアラビアRCを勝ち、豪州に移籍してG1を2勝したブレイブスマッシュ、JRA2勝ののち豪州に移籍してリステッドレース勝ちを果たしたハレルヤボーイなどを輩出。地方競馬でも多くの産駒が勝ち上がっています。

母系を見ますと、母トーセンハナミズキ笠松、浦和で計5勝を挙げたのち、JRAの障害で1勝。祖母クラレットパンチは1000mから1800mまで幅広い距離で5勝を挙げました。近親にはマリーンC3着のダブルファンタジーや、盛岡の芝重賞勝ち馬ブラックロードなどがおり、函館3歳Sを勝ったダンツダンサーなどもこの一族。さらに溯れば、BCマイルなどに優秀し、種牡馬として一大勢力を築いたCozzeneや、日本でマイルCSを制したブルーメンブラッドなども同じファミリーの出となります。

本馬は2020年6月13日に函館芝1000mの新馬戦でデビュー。5番手追走から、次走で函館2歳Sを勝つリンゴアメをしのぐ3ハロン33秒3の上りタイムをマークして追い上げ、0秒3差の3着となりました。その後も函館で連戦し、2戦目の芝1200mは逃げて8着と沈みましたが、3戦目の芝1200m戦は中団から差を詰めて5着と再び掲示板を確保しました。ここでJRAの登録を抹消して大井に移籍。移籍初戦のダート1200m戦は後方からの競馬となりましたが、メンバー2番目の上りタイムをマークして追い上げ5着と、砂の適性を示しました。まだ馬が若くてヤンチャで、馬っ気が強いようなところもあり、前走の大井ダート1600m戦では14頭立ての10着に敗れるなど成績が安定しませんが、2歳馬とは思えないようなタフさもあります。キャリアを積むごとに気性面は成長していくでしょうし、先々に大きな可能性を残した一頭ではないでしょうか。

【本馬についての現状説明】
調教負けするようなところもなく、バテたりへばったりするようなこともありません。（大井競馬・高野毅調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は7,800円/日（税抜）です。
11月28日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：島川　隆哉