ケンゴッド　Ken God　　牡　４歳　　※地方競馬　在籍

父パイロはフォアゴーSなど重賞4勝を挙げ、引退後はPulpitの後継者として日本にて種牡馬入り。初年度産駒から地方重賞を席巻しNARにおける新種牡馬チャンピオンに輝くと、以降もダートサイアーランキングのトップクラスを形成しています。主な産駒にはデルマルーヴル（名古屋グランプリ、兵庫ジュニアグランプリ）やラインカリーナ（関東オークス）、シゲルカガ（北海道スプリントC）、ビービーバーレル（フェアリーS）、ミューチャリー（南関東重賞3勝、ジャパンダートダービー3着）、ハセノパイロ（東京ダービー、ハイセイコー記念）、アクアリーブル（浦和重賞・桜花賞、大井重賞・東京プリンセス賞）、そして今夏のレパードSでレコード勝ちを演じたケンシンコウらが躍動。毎年100頭を超える種付け頭数が本馬の高い人気と優れた実力を物語っています。

一方、母系はベンアリH連覇など米重賞3勝を誇るWithholdingを産んだHer B.を4代母に持ち、近親にはダイヤモンドSの勝ち馬トゥインクルや、中京記念で2着と好走したアルマディヴァン、OP特別を含む中央6勝をマークしたナスノストロークなどが存在。おばにエリザベス女王杯を制したレインボーダリアの名が燦然と輝いており、おじヒダカプロテクターはダート特別3連勝を含む中央5勝。半姉サマーグレース（東海9勝）、カサマツブライト（笠松・園田11勝）を筆頭に、出品本馬を含むきょうだい全てが勝利を収めている点も見逃せません。

本馬は2018年北海道トレーニングセールにて1458万円で取り引きされ、2018年7月27日に船橋競馬場のリアトリスデビュー（ダート1000m）にてデビューしております。トレーニングセールでの公開調教では2ハロン22.89秒、1ハロン10.97秒の時計を出して注目をあつめていました。デビュー初戦は3着、2戦目は勝ち馬と0.1秒さの2着とやや勝ちきれないレースが続きましたが、3戦目には先行して早め抜け出しからの独走劇を披露し、2着馬に0.7秒差を付ける圧勝を見せてくれました。さらに3か月後には2勝目を挙げており、戸塚記念や'19スターバーストでは南関東を代表するヒカリオーソやミューチャリーとの好勝負を演じており、まさに一線級の活躍を見せていました。しかしながらその後は成績が低迷してしまいなかなか上位進出がかなわず、相手関係を変えるために2020年10月に園田競馬へ移籍しております。
移籍後も成績的には以前と比べて物足りない印象を受ける本馬ですが、ゲートを尾持ちで対応するなどややスタートに難があり、全く力が出し切れていない状況での結果と言えます。馬体も良く、能力的には追い切りも5ハロンから馬なりで64秒台の時計を出すなど、園田のB1クラスを勝ち切るだけのものを持っています。レースできっちりと能力を出せれば、南関東のトップホースを相手取ったときの走りを再び見せてくれることでしょう。ノークレームノーリターンをご承知置きの上、何卒ご検討くださいますよう宜しくお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
喉が少し鳴っている感じがありましたがレースでは聞こえておらず、南関東在籍時もなかったとのことで内視鏡検査は実施しておりません。気になる場合は現地での内視鏡検査をお願いいたします。枠内でテンションが上がり気味で音に敏感なところがあり、前走は隣の馬がゲートを蹴った際に後ろにモタれたタイミングでスタートを切られたため、駐立不良の注意を受けています。（園田競馬西脇・田村彰啓調教師）

※2020年11月17日の競走（園田競馬・前走）にて、駐立不良の注意を受けています。

※2020年9月16日の競走（川崎競馬・4走前）にて、駐立不良の注意を受けています。

※2019年4月25日の競走（大井競馬）にて、枠内騒狂にてゲート再試験の制裁を受けています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※増田ファーム（兵庫県加西市中山町）に在厩しており、預託料は4,000円/日（税抜）です。
11月28日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：梶原　哲朗