クリノゴーギャン　Kurino Gauguin　　牡　５歳　　※地方競馬　在籍

父スターリングローズはダート重賞6勝を挙げた一流馬です。3歳1月のデビューから着実に実績を積み重ね、5歳になって本格化。プロキオンSで重賞初制覇を飾ると、続くシリウスSも制して重賞連勝。秋にはJBCスプリントでノボトゥルー以下を破り、G1馬の仲間入りを果たします。その後も安定した成績を残し、59kgを背負いながら重賞2勝を挙げたパワーも特筆もの。7歳時のフェブラリーSで2着に入ったのを最後に引退し、種牡馬入りしました。七夕賞、アルゼンチン共和国杯と芝重賞2勝を挙げたアスカクリチャンが代表産駒となりますが、全体で見れば圧倒的にダートでの活躍馬が目立ち、地方競馬では10頭以上の重賞勝ち馬を送り出しています。

母系を見ますと、母フェアリーレイは芝2000mで2勝。伯父のプラウドエンペラーは園田で5勝を挙げ、祖母アドマイヤフレンドはJRAのダートで3勝を挙げています。3代母ヤヴァリはフランスのリステッドレース好走馬で、4代母レイクヴァレーは米G1テストS2着、バレリーナS3着の活躍馬。さらに溯ると、米G1マンノウォーS勝ちのFrench Colonial、米G1マンハッタンH勝ちのシルヴァーヴォイス、米G1アップルブラッサムH勝ちのNine Keysなども同じファミリーの出身となります。

本馬は2018年1月27日に京都ダート1200mの新馬戦でデビューし12着。その後は名古屋の交流競走で3着と2着がありましたが、白星を挙げることはできず、9戦未勝利で園田に移籍しました。移籍3戦目のダート1400m戦を勝って初勝利を挙げると、その後も安定した成績を残し、昨年9月に3勝目を挙げてJRAに復帰。ただ、復帰後の1勝クラスでは成績が上がらず、チャレンジした障害でも結果が出なかったため、再度登録を抹消し園田に復帰。その復帰初戦のB2クラスを逃げ切って通算4勝目を挙げました。ただ、その後は同じB2クラスで結果が出ておらず、今回のオークション出品に。デビュー以来、大きな休養もなくコンスタントに競馬を使われており、脚元の丈夫さがうかがえますが、今年すでに13戦というキャリアを考えると、少し疲れが出ている可能性もあります。このタイミングでひと息入れて立て直せば、復活してくる可能性は十分にあるでしょう。

【本馬についての現状説明】
今年は休みなく走り続けているように、丈夫な馬です。また、普段から大人しく、非常に扱いやすいのも本馬のセールスポイントです。（園田競馬西脇・平松徳彦調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※西脇競走馬休養センター（兵庫県西脇市合山町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
12月5日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：栗本　博晴