パンサン　Pan San　　牝　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ロードバリオスは2歳時に未勝利、千両賞と連勝するなど早くから活躍しましたが、長期休養などもあって本格化したのは4歳秋以降。6歳時の六甲SでOP初勝利を挙げるなど実力を示しましたが、重賞タイトルには手が届かず、8歳時には園田に移籍したものの、そこでも勝利を挙げることができずに引退しました。半弟のロードカナロアが世界的な活躍を見せていたこともあって種牡馬入り。初年度に10頭種付けしたのが最高で、その後は1桁の種付け数となっていますが、そうした少ない産駒の中から、ロードネプチューンがJRAで勝利を挙げ、地方競馬ではエリザベスセーラが佐賀で重賞のカペラ賞を勝っています。ブライアンズタイムの直子らしく、弟のカナロア以上にパワータイプの子供を出しています。

母系を見ますと、半兄コチョウジュニアはJRAの芝で新馬勝ちし、その後は金沢に移籍して1勝、ベルウッドコチョウは佐賀の交流競走で1勝を挙げています。伯父のセイコーライコウはアイビスサマーダッシュの勝ち馬。叔母のエムオーシャトルは現3歳で、門別で2勝を挙げてJRAに移籍し、黒松賞を勝ちました。祖母ファインセイコーは4勝を挙げ共同通信杯3着のセイコーアカデミーの全妹。3代母スコールイはダート短距離で3勝を挙げた快速馬です。4代母Premier Playmateは米G2アディロンダックSの3着馬。非常にスピード色豊かな牝系となっています。

本馬は活躍中のヨカヨカなどと同じ熊本産馬で、2020年8月16日に小倉芝1200mの九州産馬限定の新馬戦でデビューしました。大外枠から抜群のスタートを決め、楽に好位につけましたが、3、4コーナーで手応えが鈍り、直線はそのまま後退。15頭立ての13着に終わりました。2戦目以降は前半に無理せず控える競馬も試していますが、なかなか成績が上がってない現状で、初ダートとなった3戦目の福島ダート1150m戦も早めに後退するかたちで16頭立ての最下位に終わり、タイムオーバーのため1カ月の出走制限を受けています。
その後、右前の屈腱炎を発症しており、損傷率は17％の診断。添付のエコー画像をご確認ください。400kg前後の小柄な馬でもあり、そこまでひどい症状ではなく、十分に復帰は可能です。今回の休養がいい方向に出る可能性もあり、体力やパワーの面で成長が見られれば、復帰後は本来のスタートダッシュの良さを生かす競馬もできるようになるでしょう。息の長い活躍を見せた父の産駒で、スピード色豊かな母系にも魅力があり、今後の伸びしろに期待がかかります。
現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2021年3月16日まで平地競走に出走できない）」を受けています。（通算2回目）
　　　2021年1月16日（土）　1回小倉1日　2R　3歳未勝利　　芝1200m（良）
　　　結果18着　　タイム1:10.9（1着馬からのタイム差3.8秒、5着馬からのタイム差2.9秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※2021年1月16日に右前肢に浅屈腱炎（損傷率17％）を発症。事故見舞金18号（JRAの施設内で発生した屈腱炎により9ヵ月以上出走できなくなった場合）の適用を受けています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は8,000円/日（税抜）です。
1月30日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：是枝　浩平