サトノグラン　Satono Grand　　セン　７歳　　※中央競馬　登録抹消

父ハーツクライは3歳春の京都新聞杯で重賞初制覇を飾り、日本ダービーではキングカメハメハの2着に好走。その後も一線級で活躍を続け、4歳時の有馬記念では、無敗だった1歳年下の3冠馬ディープインパクトに初黒星をつけてG1初制覇。翌年にはドバイシーマクラシックにも優勝し、Kジョージ六世＆QエリザベスSでは世界の強豪相手に3着に奮闘。5歳いっぱいで引退、種牡馬入りしました。父としてもディープインパクトのライバル的存在で、ジャスタウェイ(天皇賞・秋ほか)、ワンアンドオンリー(日本ダービー)、ヌーヴォレコルト(オークス)、シュヴァルグラン(ジャパンC)、スワーヴリチャード(ジャパンCなど)、リスグラシュー(有馬記念など)、タイムフライヤー(ホープフルS)、サリオス（朝日杯FS）といったG1勝ち馬を輩出。米国のターフクラシックSを勝ったYoshidaなど海外での活躍も顕著です。また、最近はダートでの活躍馬も増えており、タイムフライヤーがエルムSで芝、ダート双方での重賞勝ちを達成。他にもロードゴラッソ(シリウスS)、スワーヴアラミス(マーチS)などが重賞戦線で活躍しています。

母系を見ますと、半弟のホウオウエックスは門別、高知で3勝。半妹のチェルヴィーノは年明けの川崎で初勝利を挙げました。母のきょうだいでは、伯父のアドマイヤドゴールがJRAのダートで3勝。いとこのロノは芝短距離で3勝、クインズチャパラは現3勝クラスに在籍しています。祖母サンスプリングはアルゼンチンのG1勝ち馬で、そのきょうだいにもGold Spring、Southern SpringといったアルゼンチンG1勝ち馬が名を連ねます。近年の流行ともいえるアルゼンチン牝系にあっても、かなりハイレベルなファミリーと言えるでしょう。

本馬は2014年のセレクトセールにおいて4752万円で落札され、2016年11月6日に東京芝1800mの新馬戦でデビュー。1番人気に支持されましたが、ラストの決め手勝負でやや見劣り、現OPのダイワキャグニーから0秒5差の4着となりました。高い素質を秘めながら、その後も噛み合わない競馬が続き、初勝利を挙げたのは4歳5月の新潟芝2000m戦。後方から鮮やかに差し切って5馬身差の圧勝を飾ると、続く1勝クラスも連勝し、ようやく軌道に乗ります。2勝クラスではやや足踏みしましたが、4歳4月に阪神芝2000mの明石特別で上がり3ハロン33秒5の決め手をマークして3勝目を挙げ、降級後の6月には東京芝2000mの稲村ケ崎特別も快勝しました。3勝クラスでも勝ち馬から1秒以内と差のない競馬をしていますが、芝ではやや頭打ちの感が出てきたこともあり、昨年5月に初ダートとなる東京2100mの春光Sに出走。すると、中団からしぶとく脚を使って5着に食い込み、砂の適性を示しました。その後はなかなか着順が上がってきませんが、メンバー上位の上がりタイムをマークするケースも多く、決して能力が足りない感じはしません。前走のアレキサンドライトSは先行策を取って11頭立ての最下位に終わりましたが、圧勝したアメリカンシードを追いかけてのもので、仕方のない部分もあるでしょう。晩成型のハーツクライ産駒で能力の衰えを心配する必要はなく、性格的には我の強いところがありますが、大事に扱えば反抗するようなことはありません。


※2019年1月6日の馬場入場後に疾病（右後肢跛行）を発症したため、競走除外となっています。

※19年1月15日（5歳時）に去勢手術を実施しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は8,000円/日（税抜）です。
1月30日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)サトミホースカンパニー