ドーヴァー　Dover　　牡　８歳　　※中央競馬　登録抹消

父は、G1レースに3勝し、種牡馬としても2頭のスプリントG1ウィナー、ファインニードルとセイウンコウセイを送り出したアドマイヤムーン。
母のオルダニーは、Elusive Quality (イルーシヴクオリティ) 産駒の英国1勝馬。本馬の他にも、JRAで4勝を挙げたオープン馬のブルーストーンや、JRA2勝の特別勝ち馬ランドルーラーの母となっております。また、前述のブルーストーンは、自身が母として新潟2歳S (G3) 2着のブルーシンフォニーを生んでいるように、ドーヴァーは非常に優れたファミリーの出身です。
当初から素質を高く評価されていた本馬のデビューは、2歳の11月、東京競馬場、芝1400mの新馬戦でした。1番人気に支持されたここを期待どおりに快勝すると、返す刀で次走の500万下特別戦 (芝1600m) にも勝利。2戦2勝で2歳シーズンを終えます。
3歳初戦に選ばれたのは、1月30日、芝1400mのオープン特別。ここを3着としたドーヴァーは、休養を挟み8月の新潟、芝1400mの1000万下特別で戦列に復帰し5着。その後は叩き2走目となった次走の1000万下特別 (芝1600m) を快勝、見事３勝目を挙げます。準オープンへ昇級後は、昇級初戦の6着 (芝1400m) を挟んで3着 (芝1400m)。これを以て3歳シーズンを切り上げます。
4歳初戦は3月の中山競馬場、芝1600mの準オープン特別。ここを2着とすると、次の2戦をともに4着とし、このクラスで常に安定した走りを披露します。その後、4歳の6月を迎えて1000万下クラスへと降級すると、降級初戦の7着 (芝1400m) を挟み2着 (芝1400m)、1着 (芝1600m)。再び準オープンへと昇級し、4歳シーズンを終了します。
5歳になっての初戦は2月の京都競馬場、芝1400mの準オープン特別。ここでの4着を皮切りに、この年は8戦を消化。そして、8戦目となった11月、東京競馬場での芝1400m戦、奥多摩Sを快勝し、ついにオープン馬の仲間入り。勇躍、6歳シーズンへと暦を進めることとなります。
そして迎えた6歳初戦、選ばれたのは1月の中山競馬場、芝1600mのリステッド、ニューイヤーＳ。前走からの勢いをそのままに、ここを3馬身差で圧勝し、早くもブラックタイプウィナーへと昇華します。その後はG3での7着、G2での8着を挟み、6歳シーズン最終戦には11月の東京競馬場、芝1600mのリステッド、キャピタルＳを選択。ここも快勝し、ブラックタイプ競走2勝目、生涯通算7勝目を挙げることとなります。
翌7歳シーズンも現役を続行しますが、結果的には前述のキャピタルＳでの勝利が今日までに最後の勝利となったドーヴァーは、2020年11月22日の一戦を以て中央登録を抹消、この度の上場へと至りました。
これまでに出走したダート戦は7歳シーズン最終戦の一戦のみと、適性に関しては甚だ未知数ではございますが、その未知の魅力に価値を見出してくださる新たなご縁に恵まれますことを、願って止みません。


※2019年6月4日(6歳時）の調教後、左前肢球節に腫れと跛行を呈し、レントゲン検査で内側種子骨に古い骨片を確認。古い骨片だったため、保存療法のみで対処いたしました。

※調教に行く前など、落ち着かない場面があるとゆう癖を見せます。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※吉澤ステーブルEAST（茨城県稲敷郡阿見町大形）に在厩しており、預託料は7,000円/日（税抜）です。
1月30日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ダーレー・ジャパン(株)