ラグラシオーサ　La Graciosa　　牡　４歳　　※地方競馬　在籍

父は、2つのG1制覇を含む6戦無敗の成績で欧州2歳チャンピオンに輝き、生涯を通じてG1レースに4勝したDawn Approach (ドーンアプローチ) です。日本では、導入された数少ない産駒の中からJRA3勝、札幌２歳S (G3) 2着のファストアプローチが出現しております。
本馬の母系に目を転じますと、Dubawi (ドゥバウィ) 産駒の母Spanish Doll (スパニッシュドール) こそ不出走も、その母、そして祖母はともにG2で2着の実績を持つ活躍馬でした。また、一族からはサトノクラウンの父であるMarjuや、牝馬ながらに愛ダービーを制し、生涯G1勝利数5勝の名牝Salsabilなども誕生しております。
上述の血統背景を持つラグラシオーサはJRAデビューに向け調教を積んでおりましたが、2歳の2月、右前肢に近位繋靭帯炎を発症したため、休養と治療に専念することとなります。その後は12月に乗り運動を再開しましたが、雄大な馬格を有する故に乗り込みに時間を要した結果、JRAでのデビューを諦め、大井競馬での出走を目指すこととなります。
ラグラシオーサのデビューは3歳の12月29日、大井競馬場、ダート1200mの３歳７０万円以下戦においてでした。既走馬を含めた14頭を相手に535kでデビューした本馬は、内枠からやや立ち遅れ気味にスタートを切り、道中は中団7番手を内目の位置取り。3コーナー手前の勝負所で一気にペースが上がるも遅れることなく反応し、直線では先団4頭を前に見据え外からの追い込みを披露し、勝ち馬から1秒差の4着としました。
この一戦で3歳シーズンを切り上げると、4歳となったラグラシオーサの2戦目に選ばれたのは、2021年1月18日、大井競馬場のダート1600m戦。デビュー戦とは一転、スタートを決めた本馬は3、4番手で1コーナーへ。先頭集団の一角を占めつつ向こう正面を進み、3、4コーナーでは先頭に並びかける勢いをみせ直線に向くも、最後は息切れし、勝ち馬から1.6秒差の6着でレースを終えます。
初出走に至る事情から当初予定していたJRAでのデビューが叶わず、また地方競馬での出走も大井での2戦のみとなっているラグラシオーサですが、それ故に良化の余地を残している可能性は否定できません。
この度の上場で、新たなご縁を頂戴できれば幸いに存じます。
なお、左前肢管骨外側に古い骨瘤がありますが、熱感、痛みはありません。現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※2019年2月（2歳時）に右前肢に近位繋靭帯炎を発症し、同年7月に再発。その後12月に乗り運動を再開し、翌年2020年12月に大井でデビューしました。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※ミッドウェイファーム（茨城県行方市蔵川）に在厩しており、預託料は11,000円/日（税抜）です。
1月30日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ダーレー・ジャパン(株)