テイクユアハート　Take Your Heart　　牝　６歳　　※地方競馬　在籍

父ヨハネスブルグは米国産で、アイルランドのエイダン・オブライエン厩舎からデビュー。2歳5月のデビュー戦を快勝したあとはG3を連勝し、愛G1のフィーニクスSに駒を進めると、ここもぶっちぎりで圧勝。勢いは止まらず、仏G1モルニー賞、英G1ミドルパークSも制覇と、欧州各国の2歳G1を席捲します。さらには米国に遠征してBCジュヴェナイルに参戦し、ここも危なげなく勝利。7戦7勝という完璧な成績で、カルティエ賞、エクリプス賞の最優秀2歳牡馬を同時に受賞しました。ただ、3歳以降は3戦して未勝利のまま引退。米国で種牡馬入りしています。初年度産駒からフロリダダービーなどに勝ち、種牡馬としても大成功したScat Daddyを送り出しただけでなく、シャトル種牡馬として繋養された豪州でも、Once Were Wild(ATCオーストラリアンオークス)などのG1馬を輩出。欧州でも仏G1イスパーン賞などを勝ったSageburgを送り出しています。2010年から日本での供用が開始され、ホウライアキコ(小倉2歳S、デイリー杯2歳S)、フクノドリーム(エーデルワイスS)、ネロ(京阪杯)といった重賞勝ち馬を送り出し、昨年はナムラカメタローが佐賀記念を、エイティーンガールがキーンランドCを勝ちました。

母系を見ますと、母フェスティバルはデビュー4連勝でエーデルワイス賞、北海道2歳優駿を制した才媛。半兄ハヤブサザムライは門別、南関東などで計13勝。半弟ハクナマタタはJRAで2勝ののち高知でも2勝と、きょうだいも質の高い活躍を見せています。いとこに阪神スプリングJを勝ったスリーオペレーターがいるなど、近親も多彩な活躍を見せており、祖母ソースケープは札幌3歳Sを勝ったカリスタカイザーの半妹で、朝日杯3歳S2着スクラムトライの半姉という血統。桜花賞2着馬タマモコトブキや、交流重賞で活躍したタマモリッチなども同じ一族の出身です。

本馬は3歳時の2018年2月11日に佐賀ダート900m戦でデビューし、後続に1馬身以上の差をつけて逃げ切り勝ち。続く2戦目のダート1300m戦も逃げ切って連勝を飾ります。3戦目で3着と初黒星を喫しましたが、4戦目を逃げ切り、通算4戦3勝。その後は10カ月の休養を経て川崎に移籍しました。移籍初戦、2戦目と2着を続け、3戦目のダート1400m戦を逃げ切って新天地での初勝利。同年冬には同舞台のC3戦でも逃げ切り勝ちを収めています。昨年はなかなか勝ち切れない競馬が続きましたが、10月のC3戦を3馬身差で逃げ切って約10カ月ぶりの勝利を挙げています。
性格的には大人しくて扱いやすいタイプで、コンスタントに競馬を使っていけるのも強み。6歳の牝馬ですが馬格があって能力面の衰えも感じさせず、うまく条件が噛み合えば、まだまだ白星を挙げることができるでしょう。

【本馬についての現状説明】
すんなりハナを切れれば強いタイプで、そのぶん枠順に左右されることも多く、昨年10月の勝利は最内枠が幸いしました。同じく最内枠が当たった12月のC2戦でも3着に逃げ粘っており、逆に3番人気で9着に敗れた前走は12頭立ての10番枠が影響してしまった印象です。（川崎競馬・佐々木仁調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※川崎競馬小向厩舎地区・佐々木仁厩舎（神奈川県川崎市幸区小向仲野町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問いわせください。
2月6日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(有)グランド牧場