ホーミー　Homie　　牡　８歳　　※地方競馬　在籍

父サウスヴィグラスはダート短距離で無類の強さを誇った一流馬です。重賞初制覇は6歳時の根岸Sと遅かったのですが、そこからの成績が圧巻。フェブラリーS6着のあと、各地の交流重賞を4連勝。翌年には根岸S連覇を果たし、北海道スプリントCも勝って6連勝とすると、東京盃で2着に敗れて連勝は止まりましたが、続くJBCスプリントでG1初制覇を果たします。この一戦を最後に引退、種牡馬入りしました。産駒は初年度からダートで活躍し、特に地方競馬でファーストシーズンリーディングサイアーになるなど、一流馬を多く輩出。交流重賞4勝を挙げ、2012年にNAR年度代表馬に選出されたラブミーチャンを筆頭に、ナムラタイタン(武蔵野Sなど)、コーリンベリー(JBCスプリントなど)、タイニーダンサー(関東オークスなど)、ヒガシウィルウィン(ジャパンダートダービー、東京ダービーなど)、アークヴィグラス(東京優駿2歳牝馬など)といった一流馬を輩出。昨年もサブノジュニアがJBCスプリントを勝つなど、6年連続の地方競馬リーディングサイアーに輝いています。

母系を見ますと、母ユウフジは笠松で2勝。半兄スカイグランジャーも笠松で勝ち上がりました。叔父に園田で4戦4勝、JRAで2勝を挙げたジャパンプライド、叔母にJRA1勝、高知で6勝を挙げたディープリアンがいるなど、母のきょうだいは堅実。JRA1勝の祖母クイーンエタニティの半弟には、大井で4勝を挙げハイセイコー記念3着など重賞でも活躍し、JRAでも2勝を挙げたガイアヘッドなどの活躍馬もいます。京都新聞杯を勝ったベストメンバーや、デイリー杯2歳S2着、ニュージーランドT3着など現役で活躍中のウイングレイテストも同じ一族の出身。5代母Sleek Belleの孫にはオークス馬チョウカイキャロルの名前もあり、欧米だけでなく以前から日本にも影響を与えてきたファミリーです。

本馬は2015年9月27日に中山ダート1200mの新馬戦でデビューし13着。その後も5戦してすべて2桁着順という内容で、3歳春に名古屋へ移籍しました。すると、移籍初戦から競走除外の一戦を挟んで5連勝。スピードの違いで押し切る競馬を続け、同年秋にJRAに復帰します。復帰直後は壁を感じさせる内容でしたが、3戦目の福島ダート1150m戦では鋭い差し脚を見せてタイム差なしの2着と14番人気で波乱を演出しました。結局、JRAでの好走はこの一戦のみでしたが、ちょうど成長期と重なったのか、馬体は20kg以上大きくなって5歳春に佐賀へ移籍。ここでもスピードの違いを見せて6連勝を果たしています。6歳以降は南関東で走り、ここでも25戦6勝2着4回3着3回の成績。特に昨年以降は川崎の900m戦を中心に使われ、3連勝を果たすなど高い舞台適性を示しました。さまざまな競馬場で結果を出してきたキャリアは強みですし、相手関係ひとつで、まだまだ白星を積み重ねてくれそうです。
現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
さすがに明け8歳になって多少のズブさを見せてはいますが、調教の動きなどは変わっていません。（川崎競馬・佐藤博紀調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※川崎競馬小向厩舎地区・佐藤博紀厩舎（神奈川県川崎市幸区小向仲野町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問いわせください。
2月6日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：陣内　豊