バカラ　Baccarat　　牡　４歳　　※地方競馬　在籍

父ヘニーヒューズは現役時に米G1を2勝したStorm Cat系の快速馬で、スタッドイン後は現地にて名牝Beholder（米G1・11勝）を輩出し、日本では外国産や持込馬のアジアエクスプレス（朝日杯フューチュリティS）、モーニン（フェブラリーS）、ケイアイレオーネ（シリウスS）らが大活躍。本邦導入後も早々より重賞勝ち馬を送り出し、2017年のダート・ファーストシーズンサイアーチャンピオンの座を獲得しました。近年ではワイドファラオ（かしわ記念、ニュージーランドT、ユニコーンS）が芝・ダート両重賞を制しており、地方ではデビューから連勝劇を見せたレイチェルウーズ（大井重賞・東京2歳優駿牝馬、浦和重賞・ユングフラウ賞）やプロミストリープ（浦和重賞・桜花賞）、昨年のNAR2歳最優秀牡馬アランバローズ（全日本2歳優駿、大井重賞2勝）らが躍動しています。

一方、母系は名馬The Minstrel（Kジョージ六世＆QエリザベスS、英愛ダービー、デューハーストS）を産んだFleurを5代母に持つ、優秀なファミリー。近親にはマイネルバールマン（端午S、クリスマスローズS）、スガノメダリスト（クリスマスローズS、クロッカスS2着）、タイセイエクレール（中央5勝、門別重賞・エトワール賞2着）といった活躍馬が並んでおり、おじにグッドカフェ（万葉S3着）、半兄にワイズリー（中京記念5着、関屋記念5着）、バリス（山陽特別、清洲特別など中央4勝）と活況。母プラントパラダイスは阪神ジュベナイルフィリーズ5着の実績を誇ります。
また、ヘニーヒューズ×パラダイスクリークの配合からは、新馬勝ちを飾り、ヤマボウシ賞でドンフォルティスの2着があるオーロスターキスなど、複数の勝ち馬が出ています。

本馬は2歳8月の札幌ダート1,700mでデビュー。スタートを決め絶好の位置取りで流れに乗ります。一旦は抜け出したもののゴール寸前で交わされ2着、ほぼ勝ちに等しい内容でした。迎えた3戦目は京都に舞台を移し3コーナー手前から鞍上の手が激しく動きましたが、直線半ばでエンジンが掛かると豪快に突き抜け待望の初勝利を飾ります。昇級後は気を抜く面が災いし後方からの競馬を強いられますが、昇級2戦目は後のオープン馬がズラリと揃う好カードで6着まで追い上げる脚を見せます。しかしながら成績が好転せず昨年11月のレースを最後に第330回サラブレッドオークションへ出品され私が新たなオーナーとなりました。ジックリと立て直しを図り今季より船橋の現厩舎で再スタートを切りましたが、期待ほど動けず残念ながら早めに見切りをつけることに致しました。現状は何かしらの起爆剤が必要ですが、腕っぷしの強いジョッキーを配するなど馬の気持ちひとつで変わる可能性を秘めているはず。新天地への移籍がいいキッカケとなり目覚めて欲しいと切に願っています。
尚、ノークレーム・ノーリターンでお願いします。記載事項以外に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
馬っぷりはこのクラスでも上位の存在ですが、まだトモが甘く走りもワンペース。トモがパンとして何処かで小脚を使えるようになればレースぶりも変わってくるのではないでしょうか。（船橋競馬・岡林光浩調教師）


※ゆう癖があります（軽度）。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は8,000円/日（税抜）です。
2月20日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：鶴谷　義雄