スイートクラス　Suite Class　　牡　４歳　　※地方競馬　在籍

父キズナは第80代の日本ダービー馬。ニエル賞を制し、凱旋門賞では歴史的名牝Treveの4着と健闘。鋭い末脚を武器に重賞5勝を挙げました。スタッドイン後は1、2年目、そして昨年と200頭を超える種付けを行っており、一昨年よりデビューとなった初年度産駒たちが2歳戦を熱く盛り上げ、ファーストシーズンチャンピオンサイアーの座を獲得。ビアンフェ（函館2歳S）やキメラヴェリテ（北海道2歳優駿）、クリスタルブラック（京成杯）、アブレイズ（フラワーC）、ディープボンド（京都新聞杯）、そしてマルターズディオサ（チューリップ賞、紫苑S、阪神ジュベナイルフィリーズ2着）と、続々に重賞ウイナーを誕生させ、次代のトップを狙います。

一方の母系は、曾祖母に愛1000ギニーの勝ち馬Al Bahathri、母に伊1000ギニーの勝ち馬マイスウィートベイビーを持つ、注目の良血ファミリー。おじGladiatorusはドバイデューティフリー、ヴィットリオディカプア賞と2つのG1を制しており、近親にはHaafhd（英2000ギニー、英チャンピオンS）、Red Cadeaux（香港ヴァーズ、ドバイワールドC2着、天皇賞・春3着）、Military Attack（Qエリザベス二世C、シンガポール国際C）、Big Orange（プリンセスオヴウェイルズS、グッドウッドC）、Munir（英チャレンジS）、Hasbah（コロネイションS2着）、Bonnard（愛フュチュリティS2着、パリ大賞3着、レイシングポストトロフィ3着）など、各国での活躍馬がズラリと並んでいます。

本馬は2018年セレクトセールにて4644万円で取り引きされ、2019年10月26日に東京競馬場の2歳新馬（芝1600m）にてデビューしております。初戦では中団後方から上がり3ハロン34.0秒の脚を使って追い込んでおり、着にこそ届きませんでしたが確かな能力を示しておりました。その後半年の期間をあけて5着・3着と入線して初勝利も目前と思われましたが、その後4戦して勝ち星が挙げられず、2020年11月に大井競馬へ移籍しております。大井移籍後の初戦ではスタートから勢いを付けてハナを窺う積極性を見せ、直線で勝ち馬に躱されて惜しくも2着となりましたが、新しい舞台でも能力を示してくれました。
残念ながら現在まで勝ち星を挙げることはできておりませんが、確かな能力を備えた一頭です。新馬戦で見せた芝での末脚もさることながら、中央での3走目や大井転入初戦で見せたテンのスピードは本馬の確かな強みと言えるでしょう。近走では思い通りのレースができずにやや停滞気味といった印象を受けますが、本来の能力を発揮できる環境が整えば大きな変わり身が見られるかもしれません。まだまだこれからが楽しみな本馬ですので、何卒ご検討くださいますよう宜しくお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
慣れてはきていますが、揉まれると弱いところがあります。大井では多頭数なので、揉まれないポジションが取りにくいことで結果が出ていませんが、他場に移籍して少頭数で自分の競馬が出来ればまた違ってくるでしょう。（大井競馬・藤田輝信調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※大東牧場内セグチレーシングステーブル千葉（千葉県市原市西国吉）に在厩しており、預託料は8,000円/日（税抜）です。
2月27日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：保坂　和孝