メイショウミツボシ　Meisho Mitsuboshi　　牡　９歳　　※地方競馬　在籍

父メイショウサムソンは皐月賞、日本ダービーのクラシック春二冠、翌年には天皇賞・春秋制覇の輝かしい実績を残しての種牡馬入り。初年度から中央OP馬や地方重賞勝ち馬を送り出すと、以降もルミナスウォリアー（函館記念）やフロンテアクイーン（中山牝馬S、府中牝馬S2着）、デンコウアンジュ（アルテミスS、福島牝馬S、愛知杯、ヴィクトリアマイル2着）、キンショーユキヒメ（福島牝馬S）、メイショウグロッケ（セントウルS2着、京都牝馬S3着）らが躍進。自身がサンデーサイレンスの血を待たないことからも重宝されており、SS系との配合が多く、馬産地で根強い支持を集める実力派の一頭です。

一方、母系はアルゼンチンのG1勝ち馬Nice Tradition（クリアドレス大賞）を4代母に持ち、近親にはメイショウボーラー（フェブラリーSなど重賞5勝、スプリンターズS2着、皐月賞3着）を筆頭に、メイショウヤタロウ（小倉日経OP）、メイショウトッパー（北九州短距離S）、メイショウキトリ（洛陽S）と中央OP馬がズラリ。おじのマッハヴェロシティはクラシック戦線で上位争いを演じ、青葉賞、新潟大賞典ともに2着、半弟メイショウオルソは園田3戦3勝後、中央で準OPまで昇級しました。

本馬は2015年3月1日に阪神・3歳新馬（芝2000m）にてデビュー。デビュー後数戦はやや足踏みをしたものの、レースを重ねながら徐々に力を付け、同年8月に未勝利戦を勝ち上がると、3ヵ月後には2勝目を挙げ、翌年にも同条件戦で1勝を重ねて1000万下（現2勝クラス）で3年間走り続けました。しかしながら7歳となった2019年に入るとやや走りに陰りが見えるようになり二桁着順が続いたため、同年4月に新たな活躍の場を求めて園田競馬に移籍。移籍後は順調に入着を重ねていましたが、9ヵ月の休み明けとなった2020年6月からは思ったような成績を挙げることができていなかったため、同年9月にサラブレッドオークションにて出品、落札され、高知競馬の現厩舎に移籍しました。その後は現地で14戦を走り、3勝、2着4回、3着1回、着外は3戦のみと、入着率78.5％の成績を残しています。今年に入っても勝ち星を挙げており、5ヵ月の間に14戦を消化しているように、9歳となっても心身ともにまだ衰えは感じられません。中央、地方ともに実績を残している馬ですので、環境が変わっても条件が合えば、まだまだ活躍できるのではないでしょうか。

【本馬についての現状説明】
大崩れのない馬で、どのレースでもきちんと脚を使ってくれます。どこの競馬場でも頑張ってくれるのも強みだと思います。（高知競馬・田中守調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※高知競馬場・田中守厩舎（高知県高知市長浜宮田）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
3月6日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：古賀　慎一