ブラックカード　Black Card　　牡　７歳　　※中央競馬　登録抹消

父ゼンノロブロイは3歳2月のデビューながら、4戦目に青葉賞を勝って日本ダービーに駒を進めると、ネオユニヴァースの2着に好走。秋の菊花賞は4着でしたが、有馬記念では同厩舎のシンボリクリスエスの3着となり3歳シーズンを終えました。4歳春も善戦止まりの競馬が続きましたが、圧巻の走りを見せたのが、その秋。天皇賞・秋で悲願のG1初制覇を飾ると、その勢いのままジャパンC、有馬記念も制覇。テイエムオペラオー以来となる〝秋古馬3冠制覇〟の偉業を成し遂げます。翌年は英国に遠征し、インターナショナルSでElectrocutionistの2着になるなど、国内外で高いレベルの走りを続けました。種牡馬としては、初年度からオークス馬サンテミリオン、ジャパンダートダービー勝ちのマグニフィカと芝、ダートのトップホースが登場。その後も重賞勝ち馬を輩出しており、2015年にはJRAリーディングサイアーランキングで7位。最近は母の父としても活躍が目立ってきており、血統の優秀さがうかがえます。

母系を見ますと、母バリーバーンはJRAのダート1000mで3勝を挙げた快速馬。半妹ギンコイエレジーは芝で勝ち上がり、フィリーズレビューで5着。半弟モサは平地で2勝を挙げて、現在は障害OPに在籍中です。いとこには兵庫ダービーなどを勝ったハイパーフォルテ、園田プリンセスCなどを勝ったカツゲキドラマといった地方競馬の重賞勝ち馬がおり、叔父には菊花賞、京都大賞典を勝ちジャパンC2着のオウケンブルースリがいます。さらに溯れば、米G1ハリウッドダービーなどに優勝したExplosive Redや、BCターフなどを勝ち、日本で種牡馬入りしたチーフベアハートなども同じ一族の出身です。

本馬は2016年11月27日に京都芝1800mの新馬戦でデビューし11頭立ての8着。2戦目の阪神芝2000m戦で3着と前進を見せると、その後も着順をまとめ、デビュー6戦目となる3歳2月の小倉芝2000m戦で初勝利。このとき、2馬身以上の差をつけて2着に負かした相手は、のちにオープンまで出世し、日経賞で2着となったチェスナットコートです。昇級後はなかなか成績が上がりませんでしたが、4歳9月に初めてダート戦を使って3着となると、その後も着実に成績をまとめ、2着が6回あるなど勝ち切るまでには時間がかかりましたが、5歳時に札幌の待望の2勝目。2勝クラスでも相手なりに走るようなところがあり、昨年7月に札幌の大倉山特別で2着となっています。昨秋以降の着順はひと息ですが、着差的にはそこまで負けておらず、これから得意の夏場に向けて調子を上げていけそうです。デビュー以来、そこまで長期の休養もなく、5歳時に疲れを抜くため7か月ほど休んだ程度で、コンスタントに使われており、そのタフさは魅力。小回り、滞在の札幌で好結果を出していることから、地方競馬でも十分に力を発揮してくれそうです。
なお、調教中やレース中に軽度の鼻出血を発症したことが何度かありますが、症状が軽く、出血が遅いため、JRAで出走制限等を受けたことはありません。また、両トモにクモズレがあり、両前球節内側にも傷が見られ、少しモヤッとしています。全身に皮膚病も出ています。現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
4月3日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)サンデーヒルズ