ブレーンクロー　Brain Claw　　牡　５歳　　※地方競馬　在籍

父アイルハヴアナザーはケンタッキーダービーとプリークネスSを制した米クラシック二冠馬。引退後は日本にて種牡馬生活をスタートさせ、2018年の帰国に至るまで6年間で合計650頭を超える種付けを行い、2016年のファーストシーズンサイアーランキングで2位にランクイン。中央ではすでにダート重賞2勝を挙げているアナザートゥルース（アンタレスS、ダイオライト記念、東海S2着）、地方ではマンガン（大井・金盃、船橋・東京湾C）やウタマロ（川崎・クラウンC）、ウワサノシブコ（浦和・ユングフラウ賞）、ボルドープラージュ（笠松・ラブミーチャン記念）らが重賞ウイナーの仲間入りを果たすなど、息長くダートを得意とする産駒が多く見受けられます。

一方の母系は、近親にフジキセキ（朝日杯3歳S）やシャイニンレーサー（マーメイドS）、シャイニンルビー（クイーンC、桜花賞3着）、アグネススペシャル（オールカマー2着）、キョウエイアシュラ（オーバルS）、コスモカレンドゥラ（ホープフルS4着）など、絶えず活躍馬が誕生している曾祖母ミルレーサーから広がる有力ファミリー。おばダイワカレンは中央で新馬勝ちを収めており、地方移籍後に大井で5勝。兄アイアンクローは新馬勝ち後にフェニックス賞3着、小倉2歳S2着、さらにはG1の舞台も経験しました。

本馬は2018年10月21日に東京競馬場の2歳新馬（ダート1600m）にてデビューしております。初戦こそハナを切って前に行って終盤に他馬に躱される展開でしたが、その後前に馬を置いて競馬をするようになると走りが安定して能力を発揮するようになり、中央では未勝利ながら地方交流含めて10戦して2着1回・3着3回・入着2回の戦績を挙げております。交流競走で3着に入線していることから南関東では能力が足りているとして2019年11月に大井競馬へ移籍しましたが、大井では現在まで16戦して入着3回のみと成績が振るわず、残念ながら勝利を上げるには至っておりません。
勝ち馬との着差はそれほどないレースが多く、能力として足りないという印象はないものの、今一つ決め手に欠けている状況です。しかしながら現状のC1ではメンバーとの実力が拮抗していることから相手関係が変わればガラッと変わる可能性は十分にあるでしょう。中央で上位入着するだけの実力は備えているので、本馬の実力が発揮できる環境や馬場ならば、これまでの結果とは違ったものが出てくるかもしれません。馬齢もまだ5歳で変化が期待できる本馬ですので、何卒ご検討くださいますよう宜しくお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
夏に休んだのとリフレッシュして組み直した以外はコンスタントに出走してきています。惜しい競馬はしますが、使い込んでくると単調な走りをするところがあります。大井のダート1400mが合っていましたが、1200mや1600mを使ったことでリズムが崩れたかも知れません。新天地で脚質がハマるところがあれば活躍してくれるでしょう。（大井競馬小林・福永敏調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
4月3日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：フジイ興産(株)