アンフィニフォルス　Infini Force　　牝　５歳　　※地方競馬　在籍

父グランプリボスはNHKマイルC、朝日杯フューチュリティSとG1を2勝し、英国・香港と海を渡った名マイラー。待望の産駒は2018年にデビューイヤーを迎えており、これまでに中央・地方で101頭が勝ち名乗り。中央では今年2月の小倉において破竹の3連勝で準OP入りしたモズナガレボシを筆頭に、ヒロノトウリョウ、タイキルークス、オカリナ、モズピンポンらが2勝以上を挙げており、地方では門別・イノセントC、川崎・鎌倉記念を連勝したリーチや、金沢・石川ダービーを大差勝ちしたロンギングルック（金沢重賞3勝）、高知・土佐秋月賞を含む6連勝など計9勝を挙げているモズヘラクレス、浦和・桜花賞2着のゼットパッション、そして先週の水沢重賞・スプリングCで岩手重賞5勝目を挙げたリュウノシンゲンなどがNAR重賞戦線で躍動しています。

一方、母系は桜花賞馬ブロケードを4代母に持ち、マイシーズン（グランシャリオC）やアンバサンド（ジャパンダートダービー2着、浦和記念2着）らもこのファミリーの出身。母シンメイジョアーは名古屋・笠松で3つの重賞を制しており、母の全姉にサチノスイーティー（アイビスサマーダッシュ、オーシャンS2着、かきつばた記念2着）、おじにナニハトモアレ（マーチS2着、アンタレスS2着）、いとこに中央OP馬コンカラー、近親にハルイチバン（園田重賞2勝）など多彩な顔ぶれ。出品本馬を含むきょうだい全馬が勝利を収めている点も見逃せません。

本馬は2歳11月の浦和ダート800ｍでデビュー。出ムチを数発入れてハナを譲らぬ構え。4コーナーではマッチレースの様相となりラストは勝ち馬に根負けした形で2位入線。後続は大きく引き離しており、相手関係次第ですぐに順番が回ってきそうな内容でした。2戦目も定石どおり逃げを打ち3着、5戦目は一旦完全に抜け出しながらゴール寸前で強襲され2着と初勝利にリーチを掛けていましたが、ここから長い足踏みが続きます。2020年6月鮮やかな逃げ切り勝ちを決め足掛け1年8ヶ月で待ちに待った初勝利を飾ります。今季も掲示板に載ってはいるものの近走は勝負処から戦意を喪失してしまいズルズルと後退。着順を大きく落としているためこのタイミングを機にサラブレッドオークションへ出品する運びとなりました。詰めの甘さに課題を残してはいますが、何と言ってもいいスピードと先行力があります。格付けの恩恵が受けられる地区への移籍が叶えばまず大崩れすることはないでしょう。まだ通算1勝に止まっているのが不思議なくらいですし、新天地への移籍がキッカケとなり馬が自信をつけて欲しいと切に願っています。
尚、ノークレーム・ノーリターンでお願いします。記載事項以外に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
スピードがありハナも叩けるためいつも上位人気に推されています。ただ勝負処で外から被せられるとやめてしまう気性がネックになっています。特に近2走はいいペースで先行しながらズルズルと後退、課題が如実に表れています。他馬への移籍が起爆剤となり、やめる面が解消されてくれば勝ち星を増やせるのではないでしょうか。（浦和競馬・平山真希調教師）


※2020年12月21日の競走（5走前）にて感冒のため、出走取消となっています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
4月10日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：渡部　賢治