ケイアイマボラ　Keiai Mavora　　牡　４歳　　※地方競馬　在籍

父マジェスティックウォリアーはデビュー2連勝で米G1ホープフルSを制した良血馬。米スタッドイン後はその産駒たちが初年度から続々と勝利を収め、プリンセスオブシルマーがケンタッキーオークスなど米G1を4勝、日本に輸入されたベストウォリーアが南部杯を連覇、エアアルマスが東海Sを制しています。2016年からは本国にて供用されており、日本生まれとなる初年度産駒は2019年より順次デビュー。すでに中央で4勝目を挙げているOP馬ライトウォーリアや、準OP馬サンライズホープ、門別の重賞を連勝したヘイセイメジャーなど、前評判どおりの好発進を決めて2019年ダート・ファーストシーズンサイアーチャンピオンに輝いています。

一方、母系は5代母にハッピートレイルズ、4代母に最優秀4歳以上牝馬シンコウラブリイ（マイルCSなど重賞6勝）を持つ、屈指の有力血脈。キングストレイル（セントライト記念）やチェッキーノ（フローラS、オークス2着）、ムイトオブリガード（アルゼンチン共和国杯）、シンメイフジ（関東オークス）らもこのファミリーの出身で、近親にはマイネエポナ（フェアリーS2着、アネモネS2着）やホワイトエレガンス（紫苑S2着）、おじにクインズサターン（武蔵野S2着、マーチS2着、根岸S3着）と極めて活況。半妹クインズバジルは今年2月の阪神・新馬戦を快勝しています。

本馬は2020年2月29日に阪神競馬場の3歳新馬（ダート1200m）にてデビューしております。初戦ではやや立ち遅れたスタートを勢いを付けて前に進出し、4コーナーで先頭をうかがう動きを見せたものの、直線での伸びを欠いて10着に敗れております。レース中盤までは良い動きで今後につながるレースを見せてくれた本馬でしたが、レース後に右前ヒザ橈骨遠位端剥離骨折と診察を受けたため骨片除去手術を実施し、5か月休養の後に復帰の場を門別競馬場と定めて移籍いたしました。移籍後は2020年8月の復帰戦であっさりと逃げ切り初勝利を挙げると、門別では8戦して2勝・2着2回・3着2回・入着1回と非常に安定感のある走りを見せてくれました。2020年12月には岩手競馬へ移籍し、こちらでも4戦して3着1回・入着2回と能力のある所を見せてくれています。
前走となる2021年4月6日のレースでは7着となり1着との着差も大きく開けられておりますが、レースでの動きを見る限り本来の動きではなかったように見えます。怪我の影響で門別からの仕切り直しを余儀なくされた本馬ですが、初戦や以後の走りを見る限り確かな能力を備えております。まだ成長の余地のある馬齢でもあり、切っ掛けさえあれば大きな変わり身も期待できるでしょう。今後が楽しみな本馬ですので、ノークレーム、ノーリターンをご承知置きの上何卒ご検討くださいますよう宜しくお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
門別で2勝しているので、あと1勝で中央競馬へ復帰ができるようになります。やや乗り難しい所があり、前走での7着はその影響があったかもしれません。（水沢競馬・伊藤和忍調教師）


※2020年2月29日（3歳時）の競走中に右前橈骨遠位端に剥離骨折を発症。骨片摘出手術を実施し、5ヵ月後にレースに復帰しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※水沢競馬場・伊藤和忍厩舎（岩手県奥州市水沢区姉体町阿久戸）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
4月17日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：クイーンズランチ