エイシンミコノス　A Shin Mykonos　　牡　８歳　　※地方競馬　在籍

父マンハッタンカフェは菊花賞で初重賞制覇を果たすと、続く有馬記念で古馬を一蹴。翌春の天皇賞をも制し、最優秀4歳以上牡馬に輝きました。引退後は瞬発力とスタミナを兼備するサンデーサイレンス系異色の種牡馬として、2009年にはチャンピオンサイアーの栄誉。これまでにヒルノダムール（天皇賞・春）やレッドディザイア（秋華賞）、ジョーカプチーノ（NHKマイルC）、クイーンズリング（エリザベス女王杯）、グレープブランデー（フェブラリーS）、ルージュバック（オールカマーなど重賞4勝、オークス2着）、シャケトラ（阪神大賞典などG2・3勝）などバラエティ豊かなトップホースを輩出しており、現役馬ではレッドアンシェル（CBC賞、北九州記念）やヒルノデイバロー（スワンS2着）、ウインイクシード（中山金杯2着、中山記念3着）らが躍動しています。

一方、母系はペルー馬主協会賞などペルーのG2・3勝を誇るBlack Gladや、2008・09年のインド競馬を席巻したGolden Bountyらと同じ、Equinoceに遡るワールドワイドなファミリー。近親にはプエルトリコのリステッド競走を2勝したIntegristaがおり、母オレゴンガールは外国産馬としてブラジルCなど中央ダートで6勝。全兄にエーシンモアオバー（名古屋グランプリ2回、白山大賞典連覇、浦和記念2着、エルムS2着）、エイシンハドソン（江坂特別など中央4勝、すみれS3着）、半兄にエーシンポルックス（三浦特別など中央4勝）と活力に満ち溢れています。
また、マンハッタンカフェ×Rubianoの配合からは、前述エーシンモアオバー、エイシンハドソン以外にも、中央で4勝を挙げたタガノリベラノなど複数の活躍馬が出ています。

本馬は2016年6月12日に阪神競馬場の3歳未勝利（芝2000m）にてデビューしております。中央では3戦してダートで手応えのあるレースがあったものの、デビュー時期が遅かったことがら未勝利を抜けられずに同年9月に園田競馬に移籍いたしました。園田移籍後は素質が開花し、移籍初戦を勝利で飾ると一気にA級まで上り詰める快進撃を見せて、その能力の高さをはっきりと示して見せました。園田競馬では46戦10勝・2着13回・3着8回の成績で、摂津杯3着、六甲盃5着といった重賞競走での実績もあって名実ともに園田競馬のトップクラスを張っていた1頭でした。しかしながら2020年7月3日のレースで園田競馬移籍後初の二桁着順に終わったことをきっかけにサラブレッドオークションに出品され、その後は名古屋競馬を経て現在は岩手競馬に所属しております。
長期休養を明けて今年1月からの戦績は7戦して入着が1度あるのみと物足りないものではありますが、寒い時期からの再出発で体重が十分に絞り切れていない部分が大きいという印象を受けます。血統的にも晩成の傾向がある本馬ですので、暖かくなって馬体が絞れてくれば以前のパフォーマンスを取り戻すか、あるいはそれ以上の成長を見せてくれる可能性も十分にあるでしょう。これまで5年に渡って57戦を戦い抜いて8歳となった現在でもまだまだ元気な本馬ですので、何卒ご検討くださいますよう宜しくお願いいたします。
現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
大型馬（最終競走出走馬体重：546kg）でパワータイプです。暖かくなって馬体に張りも出てきており、調子は上がってきているのですが、入れ替えの都合で出品することになってしまいました。 左前の球節（軟腫）は名古屋競馬在籍時から大きかったとのことですが、痛みはありません。外側の繋靭帯のムクみも慢性化しており、問題なく出走に至っています。年齢的なこともあってか、レースを途中でやめています。能力はあるので、環境が変わって走る気になってくれれば、まだまだやれるはずです。（水沢競馬・板垣吉則調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※水沢競馬場・板垣吉則厩舎（岩手県奥州市水沢区姉体町阿久戸）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
4月17日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：林　由真