グラッドビート　Glad Beat　　牡　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父エスケンデレヤは米国で生産、調教され、デビュー2戦目に初勝利。3歳時にG2ファウンテンオヴユースSを勝って重賞初制覇を挙げると、続くG1ウッドメモリアルSも快勝。ケンタッキーダービーの有力候補の一頭となりましたが、直前に故障を発症して回避。そのまま引退、種牡馬入りしました。初年度産駒のIsabella SingsがG2ミセズリヴィアSに優勝、2年目産駒のMor SpiritはG1ロスアラミトスフュチュリティ、メトロポリタンHに優勝するなど上々の滑り出しを見せ、2016年から日本で供用を開始。米国に残された産駒のなかからは、BCスプリントなどG14勝を挙げ、エクリプス賞の最優秀スプリンターに選出されたMitoleが出ています。日本では2019年にウィーンソナタが中山ダート1200mで新馬勝ちしたのがJRA初勝利。その後も産駒はダート中心に勝ち上がっており、2020年のジャパンダートダービーではダイメイコリーダが2着となりました。

母系を見ますと、半兄ティーカラットは芝1200mで1勝。半姉クラウンリリーは門別で1勝を挙げています。叔母フジマサリアルが新馬戦と長期休養明けの1勝クラスを連勝するなど、母のきょうだいは4頭がJRAで勝ち上がり、うち3頭は2勝。母のいとこには青葉賞を勝ったショウナンラグーンや、今年のフェアリーS2着、フラワーC勝ちのホウオウイクセルなどがおり、3代母はオークスなどG1を5勝した名牝メジロドーベルという血統。遡れば一族にはメジロブランドの活躍馬が多く出ています。

本馬は2020年12月26日に中山ダート1800mの新馬戦でデビュー。互角のスタートから手応えよくポジションを上げて道中は中団の外めを追走。砂を被っても問題なく、集中した走りでしたが、終始一番外を回ったこともあり、3～4コーナーで手応えが怪しくなってしまい15頭立ての12着でゴールしました。その後は3カ月の休養を挟み、同じ中山のダート1800m戦に出走。出たなりの競馬で馬群の後方を追走し、勝負どころでは狭いスペースでポジションを上げる脚を見せ、直線も最後まで脚を使いました、着順こそ初戦と同じ12着でしたが、時計、着差は大きく詰めており、前進が見られた一戦だったと言えるでしょう。ただ、新潟ダート1800mの前走は脚抜きのいい馬場で時計の速い決着となったこともあって道中は忙しい感じの追走となり、直線も脚を使えずに最下位の16着。タイムオーバーのため1カ月の出走制限を受けています。
また、レース後は左後肢に自分でぶつけた外傷が見つかっています。添付の画像をご確認ください。520kg超の大型馬で走りはパワフル。地方の深いダートも苦にしないと思われますし、精神面でも前向きさや根性のあるところを見せています。メジロドーベルの一族は全体的に晩成ですし、馬に実が入ってくるのはこれからでしょう。そうなれば、さらにパワーを生かした走りができるようになるはずです。
現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2021年5月17日まで平地競走に出走できない）」を受けています。
　　　2021年4月17日（土）　1回新潟3日　5R　3歳未勝利　　ダ1800m（稍重）
　　　結果15着　　タイム1:58.9（1着馬からのタイム差6.1秒、5着馬からのタイム差3.8秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※松風馬事センター（茨城県稲敷郡美浦村受領）に在厩しており、預託料は6,600円/日（税込）です。
4月24日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ディアレストクラブ(株)