トーセンフィガロ　Tosen Figaro　　牡　３歳　　※地方競馬　在籍

父トーセンファントムはデビュー2連勝を飾り、東京スポーツ杯2歳Sではアタマ差の2着。続く朝日杯フューチュリティSで脚部を痛め、僅か4戦で引退を余儀なくされましたが、その資質は種牡馬として開花し、マシェリガールがクローバー賞に勝ち、兵庫ジュニアグランプリで4着、ブレイブスマッシュ（サウジアラビアロイヤルC、ファルコンS2着）が豪州移籍後にMRCフュチュリティS、MVRCマニカトSとG1を2勝。他にもハレルヤボーイ（ADホリンデイルS3着、東京スポーツ杯2歳S5着）、中央4勝トーセンラムセス、中央で2連勝したブルーノジュネス、名古屋2勝、南関東で7連勝を含む12勝を挙げているリライアブルアミなど、数少ない産駒の中からキラリと光る逸材が誕生しています。

一方、母系はアルゼンチンの重賞勝ち馬Encapuchadoを産んだEmboscadaを5代母に、ブラジルのG1馬Enduranceを産んだEmboucheを4代母に持ち、Tex Fina（チリ国際賞、ペルーJC大賞、フェリペパルドイバレダ賞）やEmigrant（ブエノスアイレス市大賞など亜G1・2勝）、Expressive Halo（アルゼンチン共和国賞、CEクラシックなど亜G1・4勝）、エントロピア（クリアドレス大賞）らもこの一族。近親には亜リステッド競走の勝ち馬Embassy Note、いとこに亜リステッド競走2着のEspeluznadaが名を連ねており、母エミレーツガールは亜G1エリセオラミレス賞に優勝、現地のG1戦線で活躍を続けました。

本馬は2歳7月の大井ダート1200mでデビュー。外の各馬が速く勝負処ではやや置かれ加減になりましたが、直線は馬場の内目から盛り返し4着でゴール。勝ち馬には大きく水を開けられたものの初戦としてはマズマズの内容でした。2戦目はスタートで後手を踏み道中も前が飛ばす縦長の展開。位置取り的にも大敗を覚悟していましたが、直線に入るとエンジンが掛かりグイグイと差を詰めます。6着ながら出走メンバー中2番目の上りを叩き出し確かな手応えを掴みました。そして先週、これまでとは一転した好位からの競馬を試み一瞬アワヤのシーンが。ラストは脚色が鈍ってしまいましたが、7ヶ月ぶりの実戦としては収穫のある内容。初勝利に向け前進していることは間違いありませんが、2歳馬がスタンバイしている関係で残念ながらこのタイミングで手放すことに致しました。まだキャリア3戦、戦法の幅が広がっている点も見逃せなくこれからメキメキと力をつけていく馬だと信じています。もう少し器用さが身についてくれば更に確実性が高まってくるでしょう。
尚、ノークレーム・ノーリターンでお願いします。記載事項以外に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
デビューから一貫して1200mを使ってきましたが、もうひとハロン長くても短くても対応可能です。昨秋から7ヶ月ほどブランクがありましたが、何かアクシデントがあった訳ではなく単なる背腰の疲れと入れ替えの都合によるもの。前走のプラス体重は明らかに成長分ですしフレッシュな状態ですから、今後も楽しめそうな馬だと思います。（大井競馬小林・橋本和馬調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
4月24日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)ジャパン・ヘルス・サミット