ディーエスプルーフ　D S Proof　　牡　４歳　　※地方競馬　在籍

父モンテロッソは、強豪相手にレコードタイムでドバイＷＣを制した英国産馬。Dubawiの有力後継者として2014年より日本にて種牡馬供用され、5年間での種付けは490頭と安定した人気ぶり。ファーストクロップのリュヌルージュ（中山牝馬S2着、マーメイドS3着）やラセット（中京記念2着、きさらぎ賞3着）、ビリーバー（アイビスサマーダッシュ3着）、モンテグロッソ（青葉賞4着）、ハトホル（フェアリーS4着）、トキノパイレーツ（川崎重賞・スパーキングサマーC）らが頭角を現しており、セカンドクロップからは2019年のNAR3歳最優秀牡馬に輝いたリンゾウチャネル（北海優駿など地方重賞5勝）、中央ではOP馬ホープフルサイン（雲雀S、橘S4着）や準OP馬ヒラボクメルロー（尾張特別）が勝ち星を積み上げています。

一方、母系はRisk Me（パリ大賞、ジャンプラ賞）やアイオーユー（カブトヤマ記念、フェブラリーS2着、ウインターS2着）を産んだランザリスクを4代母に、スタートマーチ（札幌3歳S2着、チューリップ賞3着）を産んだアジテーションを曾祖母に、そして砂の名牝プリエミネンス（浦和記念、エルムS、関東オークスなど重賞8勝、JBCクラシック2着）を祖母に持つ、活力豊かなファミリー。おじに中央4勝ヴィットリオドーロ、おばに門別の重賞勝ち馬イージーナウ、半兄ハヤブサマカオーはデビューから3連勝で兵庫ジュニアグランプリを制しています。

本馬は2018年度セレクトセール1歳セッションにて1,728万円で取引き。2歳7月の函館ダート1000mでデビューを迎えます。序盤は好位に取りついたものの外から次々と来られ苦しい展開を強いられます。大勢が決した後にソロッと伸びて5着でゴール、明らかに距離不足の印象を受けました。距離延長を試みると楽に中団から前のポジションをキープ出来るようになり成績も向上。2019年暮れの中山ダート1800mをキッカケに3戦連続で連対を果たすとすっかり安定勢力になりました。現OPのダノンファストや3勝クラスのカフェスぺランツァなど強いメンバー相手に揉まれてきた経験が活き昨年2月に長いトンネルを抜け出します。同年8月には名手クリストフ・ルメールを背に2勝目をマーク。しかし昇級の壁は想像以上に厚く同年12月のレースを最後に南関東の現厩舎へ移籍します。移籍緒戦は12着ながら上々の行きっぷりを示していましたが、それ以降は砂を被ると全く進まずレースに参加出来ていない印象。近走の成績を踏まえサラブレッドオークションへ出品する運びとなりました。現状は気持ちの問題が大きく環境が変わることで化学反応を起こせば覚醒する可能性もあるはず。まだ年齢的にも若く再生の道は残されていると信じています。
尚、ノークレーム・ノーリターンでお願いします。記載事項以外に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
追切りでは素晴らしい動きをする馬なのですがレースに直結しません。気ムラな性格で下見所では騎乗周回せず馬場入り後に騎手を乗せるようにしています。能力的には南関東B1クラスでも十分足りるはずなのですが、砂を被ると戦意を喪失してしまう点が妨げとなっています。（川崎競馬・佐々木仁調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※川崎競馬小向厩舎地区・佐々木仁厩舎（神奈川県川崎市幸区小向仲野町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問いわせください。
5月1日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：秋谷　壽之