メイショウイナセ　Meisho Inase　　牡　４歳　　※地方競馬　在籍

父ゴールドシップは皐月賞、菊花賞の二冠に加えて有馬記念、史上初となった宝塚記念連覇、そして天皇賞・春とG1・6勝を挙げた名馬。スタッドイン後は毎年100頭前後の種付けをコンスタントにこなし、2019年より待望の産駒がデビュー。札幌2歳Sで魅せたブラックホール、サトノゴールドのワンツーフィニッシュに始まり、ウインマイティー（忘れな草賞、オークス3着）やウインキートス（湾岸S）、ジュニパーベリー（雪うさぎ賞、クリスマスローズS3着）らが頭角を現すと、セカンドクロップからは樫の女王ユーバーレーベン（オークス、阪神ジュベナイルフィリーズ3着）を筆頭にマカオンドール（京都新聞杯3着、京都2歳S3着）やヴェローチェオロ（芙蓉S3着、京都新聞杯5着）、アオイゴールド（札幌2歳S4着）、スウィートブルーム（スイートピーS4着）などが躍動。これまでに64頭が勝ち星を収め、ステイゴールドの後継者としての存在感を力強くアピールしています。

一方、母系はGorgeous（ヴァニティHなど米G1・3勝）やSeaside Attraction（ケンタッキーオークス、エイコーンS3着）を産んだKamarを4代母に持ち、ファンタスティックライト（BCターフ、愛チャンピオンSなど米香愛英G1・6勝）やGolden Attraction（フリゼットSなど米G1・3勝）などもこのファミリーの出身。近親にはWizard of Noz（英シャンペインS3着）やReine heureuse（独1000キニー2着）といった面々が並んでおり、半姉のフェルトベルクは佐世保Sなど中央で5勝を挙げてOPクラスまで昇級、パープルジェイドは大井で6勝しています。

本馬は2019年12月21日に阪神競馬場の2歳新馬（芝1800m）にてデビューしております。初戦こそ10着と大きく負けているものの、上がり3Fのタイムはメンバー中最速の34.2秒としっかりと能力を示しました。また半年の放牧を経て函館の芝1800mを3戦し、全て3着となっていることからも本馬が備えている能力の高さがうかがえます。しかしながら2020年7月11日の競走で故障を発症し、手術を経て回復はしたものの中央で未勝利戦を勝ち上がることができずに、2021年2月からは園田競馬に所属しております。移籍後は中央での戦績を買われて上位人気には押されていますが、これまで5戦して入着1回のみとやや物足りない結果となっております。
中央での芝1800mの成績が示すように芝の中距離が本馬の適性に合っているので、移籍した園田競馬のダート1400mで結果が出ていないことに関しては仕方のない部分もあるようです。適性に合う条件ならば、本来の本馬の備えた能力を十全に発揮してくれることでしょう。兄弟馬に中央での勝ち馬が名を連ねていることからも、本来本馬が備えた能力が高いことを物語っています。条件次第では大きな変わり身を期待できる本馬ですので、何卒ご検討くださいますよう宜しくお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
昨年7月11日のレース後に左前膝橈骨遠位端剥離骨折を発症し、手術をして現在は問題ありません。ゴールドシップ産駒なので芝馬だと思われますが、園田でもダート1870mを使ってみれば良かったのかもしれません。（園田競馬西脇・永島太郎調教師）


※2020年7月11日（3歳時）のレース後に左前膝橈骨遠位端剥離骨折を発症。手術を実施し2021年2月18日にレースに復帰しており、現在は問題ありません。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※西脇競走馬休養センター（兵庫県西脇市合山町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
5月29日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：松本　好雄